国交省OBの人事介入問題、天下りあっせんの個別・組織的関与、全ての現職職員と職員OBを対象に客観的な調査を実施すべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2023年5月24日衆議院国土交通委員会

○城井委員

しっかりやっていただきたいので、具体的な提起を繰り返し繰り返し申し上げています。

先ほどの内閣府の再就職等監視委員会への情報提供及び調査の申出もそうですし、もう一つは、当初から申し上げているように、客観的な調査をやりましょうということであります。

もう既に、大臣、二回裏切られていますからね。

まず一つは、人事情報のメールの件、少なくとも、 事実について報告が大臣に上がっていなかったんです。

そして、今回の会食、これも大臣に事実が報告されていませんでした。

内部調査をしていただいても事実が大臣に報告されないような状況でしたら、これじゃ、大臣、やはり限界がある、これは信用しろというふうにはならない。

この現職職員、職員OBを対象として、天下りあっせん等に関する個別、組織の関与の有無についての客観的調査、大臣、これ、やりましょう。

決着つけましょう、お願いします。

○斉藤(鉄)国務大臣

これまで、まず、今回の事案について新聞報道がなされた段階、それから空港施設株式会社の外部検証委員会報告書が公表された段階のそれぞれにおきまして、私が主導いたしまして、事実確認の調査やその点検を行わせておりますが、現時点において再就職等規制違反に当たる事実は確認されていない、このように考えております。

一方で、航空局長と本田氏の面会については、五月十八日に報告を受けるまで私に報告がなかった、このことから、これまで自分の命じた調査の信頼性に関わること、このように重く受け止めました。

事実関係の再確認を行う必要があると考えております。

その再確認に当たりましては、第三者性や厳格性を確保すべきと判断し、念のため、極めて異例のことではありますが、再就職等監視委員会事務局に対しても情報提供を行い、適切に対応いただくことをお願いをしたものでございます。

そして、国土交通省においても、これまでの事実関係の調査等の再点検を行うこととしております。

○城井委員

委員長、この現職職員と職員OBを対象にした、天下りあっせん等に関しての個別、組織的関与の有無についての客観的調査の国土交通省による実施を理事会でお諮りいただきたいと思いますが、御協議いただけますでしょうか。

○木原委員長

理事会で協議いたします。

○城井委員

こういう状況であります。

立憲民主党と日本維新の会の共同提案で、今、官僚OB天下りあっせん規制法案を議員立法として準備をしています。

やはり新たな法律で規制するほかないというふうに、今日も質疑で痛感しています。

与野党の皆さん、是非力を合わせて成立を図っていきましょう。

終わります。

ありがとうございました。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)