海難事故調査結果に基づく改善施策や措置など、政府は着実に履行すべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2023年4月12日衆議院国土交通委員会

○城井委員

それでは、本法案に対する質疑に入ります。

海難防止の取組と安全対策について伺います。

令和四年四月に発生した北海道の知床遊覧船事故から、4月23日で一年となります。

改めて犠牲者に哀悼の誠をささげるとともに、行方不明者が一日も早く発見されることをお祈りしたいと思います。

また、心痛が今なお続く被害者の御家族の皆様にもお見舞いを申し上げたいと思います。

また、残念なことに、本年2月に発生した愛媛県の来島海峡での内航貨物船の衝突事故を始め、その後も痛ましい海難事故が続いて発生しています。

海難事故や災害事故は、貴い人命に関わる重大な問題であるだけなく、現職の船員や新規就業者を海運や水産産業から遠ざける要因にもなっています。

ついては、徹底した事故原因の究明と海難事故の再発防止に向けて、運輸安全委員会による海難事故調査結果に基づき、改善施策や措置などが国土交通省によって着実に履行されるべきであるというふうに考えます。

現地における取組状況を伺おうと思いましたが、先ほど、他の委員からの質問で答弁がありました。

それを踏まえて、一つ伺います。

我々立憲民主党からも、これまで、数々の問題点、課題の改善を指摘してまいりました。

それも含めての66の対策について答弁がありました。

今回の法改正も含めてということで理解をしています。

大臣、逆に言えば、66も対策を打たねばならぬほど安全対策が不足していた、この不足が著しくあったという点、やはりこれは認めざるを得ないのではないかと思いますが、国として、これまでの取組の不足をお認めになりますか、大臣。

○斉藤(鉄)国務大臣

今回、このような事故が起きたこと、それに対して、国土交通省の監査、検査等を、責任を持つ立場として、今回の事故を重く受け止めております。

二度とこういう事故を起こさないという決意の下、今回、我々、今回の事故の教訓も踏まえまして、66の対策を、専門の方々の御意見を伺って決めたところでございます。

○城井委員

是非着実に進めていただきたいと思いますが、その中でも気になる点を幾つかお伺いしたいと思います。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)