第 210 回臨時国会を終えて 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2022 年 12 月 10 日、第 210 回臨時国会が会期末を迎えました。
土曜日に本会議で閉会手続きを行うのは約 29 年ぶりとのこと。
日程変更をお願いした皆様、国会日程のためとはいえ、申し訳ありません。
今国会からは国土交通委員、憲法審査会委員を務めています。
国会質疑は 1 回、国土交通委員会で知床遊覧船事故対応や港湾の脱炭素化について私から対応提案などを質しました。
憲法審査会では自由討議と参考人質疑が行われ、各党や専門家の意見を傾聴しました。
党務では、政務調査会長代理、広報本部副本部長、子ども若者応援本部副本部長の仕事が中心でした。
政務調査会長代理としては、立憲民主党の緊急経済対策の取りまとめ役にあたりました。
岸田政権の補正予算は新規国債を 22 兆円も発行、すぐには使わない基金 8.9 兆円や予備費 4 兆円など「見せ金」が目立ちました。
それに対し立憲民主党では、年度内に使う分だけを計上した 7.2 兆円の緊急経済対策を提示し、物価高対策・コロナ対策など「現場ニーズも即効性もある政策」や「省エネ投資など将来への先行投資につながる政策」を中心に、国会審議に臨みました。
立憲民主党が主導して 8項目にわたる「政策テーマ別野党協力」も行いました。
野党が結束して政府・与党に対峙することで、具体的に8つの大きな成果を挙げました。
○旧統一教会の被害者救済法案を提出(立憲・維新)、政府の救済法案が与野党協議を経て修正・成立
○子どもの命を守る通園バス置き去り防止法案を提出(立憲・維新・共産)、令和 5 年度予算化を実現
○20 日以内の国会召集を義務づける国会法改正案を提出(立憲、維新、共産、有志、れいわ、社民)
○10 増 10 減を盛り込んだ公職選挙法改正案を作成、政府案提出を促し成立
○子ども若者緊急支援を軸とする補正予算組替え動議を提出(立憲・維新)、子ども若者緊急支援法案を提出(立憲・維新)
○使途報告・公表を定める(旧)文書通信交通滞在費法案を国会提出(立憲・維新)
○北朝鮮ミサイルへの対応のため衆院連合審査会の開催を実現
○新型コロナ対応改善へ感染症法等改正案の対案・関連2法案を提出(立憲・維新・社民)、政府案の 3項目修正を勝ち取る(新型コロナの罹患後症状の医療、予防接種の有効性・安全性の情報の公表、いわゆる公費負担を踏まえた 2 類 5 類の見直し問題等についてあり方検討)
国民の暮らしや職場を守り支えるために、今後も政策提案を主導しながら政策テーマ別の野党協力を重ねます。
岸田政権は防衛費 GDP 比2%以上を目標にした増税を打ち出しました。
旗印にしていた所得倍増や子ども関連予算倍増は影を潜めました。
従来の手立てでは足りない部分が我が国の備えにはあるため、必要な防衛費の確保は否定しません。
本当に必要な防衛力強化について十分な国会審議が必要です。
物価高、コロナ禍、低賃金、年金減少という生活氷河期ともいうべき国民生活を覆う四重苦の状況は改善できていません。
国が支えるべき国民生活への対応の優先順位を上げるべきです。
応能負担を徹底しながら機会の均等と社会保障の安定化を図ること、日本の新たな発展の礎としての科学技術や研究者を徹底支援することなど、国民政党として、次の与党を担える野党第一党として、来年の通常国会に向けて徹底的に取り組みを強めていきます。
2 月の北九州市長選挙では、私が応援してきた北橋健治北九州市長はご勇退される旨表明されています。
次の市長には、これまで「人にやさしく元気なまちづくり」として進めてきた教育や福祉、安全安心の推進といった良い部分を受け継ぎ、人口減少や経済活性化といったもう一押し改善が必要な部分について超党派で果敢に変化に挑戦してもらう必要があると思っています。
今回は、我が街再浮上に向けた変革の志と故郷を守り盛り立てる覚悟を持つ、小倉北区出身の「つもり洋介」さんを応援します。
応援の大前提として、丸投げお任せにするのではなく、逐一厳しい意見こそ申し上げて関与していきます。
4 月の福岡県議会議員選挙では、私きいたかしと志を同じくする小倉北区「原田ひろし」福岡県議(無所属)をはじめ、党公認内定の門司区「おがたふみのり」さん(きいたかし秘書)、小倉南区「田中まさおみ」さん(きいたかし秘書)の必勝を期して頑張ります。
八幡西区「岩元かずよし」福岡県議、若松区「山本こういち」福岡県議をはじめ、福岡 10 区内以外の統一自治体選挙の候補予定者の応援にも党公認・推薦候補予定者を中心に全力を挙げます。
新しき年に向けても、倍旧のご支援をお願いいたします。
2022 年 12 月 10 日
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)