北九州港、関門航路の整備促進のため、国として一層の支援を 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2022年2月17日 衆議院予算委員会第二分科会

 

○城井分科員
続きまして、北九州港及び関門航路の整備促進について、短く伺いたいと思います。
これまでにも北九州港は関門航路と一体となり、年間約47万TEUを取り扱うコンテナターミナル、西日本最大のフェリー基地などの物流拠点機能を生かして、西日本地域の産業を支えています。
しかし、既存のしゅんせつ土砂処分場や廃棄物処理場の残容量が逼迫したり、あるいは、新門司地区でも船舶の大型化、フェリーの新規就航に伴って、複合一貫輸送ターミナルの早期完了に向けての整備が今進んでいるところでございます。
一方、歴史ある港であるがゆえに、老朽化した港湾施設への対応がやはり重要だと。
予防保全事業や社会資本総合整備計画に基づいた整備は行っているんですが、それでも、施設の老朽化や、利用者の要望に応えられていない状況があります。
関門航路でも、大型船舶が満載喫水で航行できないなど非効率な輸送形態、海難事故の発生なんかもあったりします。
そこで、北九州港廃棄物海面処理場の整備、新門司地区複合一貫輸送ターミナルの航路、泊地の整備、西海岸地区の岸壁における予防保全事業の推進、社会資本総合整備計画による実施事業の推進、関門航路の航路水深14メートルに向けた整備について、少なくとも例年並みの予算を確保しながら、国が一層支援すべきと考えますが、国土交通省の見解を伺います。

 

○渡辺副大臣
北九州港は、対岸諸国に近い地理的優位性を生かしたアジアと我が国を結ぶ国際物流拠点として、また、多くのフェリー、ローロー航路を有する国内物流拠点としても、北部九州の産業や経済を支える重要な役割を果たしております。
同港におきましては、国の直轄事業として、船舶の大型化に対応するための新門司地区複合一貫輸送ターミナルの航路及び泊地の整備や西海岸地区岸壁の予防保全事業等を実施しており、引き続き整備を推進してまいります。
また、港湾管理者であります北九州市が実施いたします一般廃棄物やしゅんせつ土砂を受け入れる響灘東地区廃棄物海面処分場の整備等の補助事業や交付金事業、これも引き続き支援をしてまいります。
関門航路につきましては、より大型の船舶が通航できるよう、航路水深の14メートルへの増深を国直轄で行っており、引き続き整備を推進してまいります。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)