北九州港の洋上風力発電の拠点化のため、基地港湾整備の予算確保を 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2022年2月17日 衆議院予算委員会第二分科会

 

○城井分科員
続いて、北九州港の洋上風力発電の拠点化に向けた基地港湾整備について伺います。
カーボンニュートラルの実現に資する洋上風力発電の普及を支える基地港湾等の整備の支援についてであります。
北九州市では、西日本唯一の基地港湾の有効活用とともに、北九州市響灘地区での風力発電関連産業の総合拠点形成を目指しています。
その実現に向けては、西日本地域における継続的な洋上風力市場の創出が不可欠であります。
以上を念頭に置きながら、発電事業者の洋上ウィンドファーム建設計画に遅れが生じることがないよう、引き続き事業進捗に合わせた整備予算の確保を国は行うべきというふうに考えますが、国土交通省の見解をお願いします。

 

○渡辺副大臣
国土交通省といたしましては、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギー主力電源化の切り札として期待されております洋上風力発電の導入を積極的に推進をしております。
御指摘ございました北九州港につきましては、令和2年2月に施行された改正港湾法に基づき、同年9月に洋上風力発電に係る基地港湾に指定し、埠頭の長期的な貸付けを可能にするとともに、同港の港湾施設の整備を実施しているところであり、引き続き整備を推進してまいります。

 

○城井分科員
洋上ウィンドファームの建設には、SEP船等の特殊作業船が不可欠であり、その作業船の基地港湾周辺への集積により、洋上ウィンドファーム建設の工期短縮や経費削減につながります。
作業船基地形成に必要な手続や整備等の支援をすべきと考えますが、国土交通省の見解をお願いします。

 

○渡辺副大臣
北九州港の港湾管理者である北九州市は、同港を洋上風力発電施設の建設や調査を行うための作業船の係留基地とするため、昨年12月に港湾計画の変更を行ったところでございます。
国土交通省としては、この港湾計画の変更の手続に関し、変更内容の検討に係る技術的な支援を実施したところであり、引き続き、港湾管理者である北九州市の御意見を伺いつつ、必要な支援について検討してまいります。

 

○城井分科員
SEP船については、保険などをきちんと整えている地元の船を使うべきだという声が現場からございます。
どうしても建設業者のグループを使うといって地元が外されるケースがありまして、完成後の維持管理が心配だと。
そうした声はリアリティーがあるというふうに思っています。
国からも是非目配りをお願いしたいと思います。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)