北九州空港の3,000m級滑走路への延長、早期化のための予算確保を 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2022年2月17日 衆議院予算委員会第二分科会

 

○城井分科員
続きまして、ここからは、北九州市が令和4年度の予算案に対して出している国への要望に沿いながら御質問申し上げたいと思います。
まず、北九州空港の利活用促進、活性化についてであります。
北九州空港の機能拡充を通じて、国内、国際の航空ネットワークの形成、充実を図ることは、物づくり産業の集積が進む北部九州圏の経済活性化のためには必要不可欠であります。
コロナ後の経済回復にも寄与するものと確信をいたしております。
現在拡大している航空貨物の需要を西日本圏としてしっかり取り込むためにも、北九州空港の3,000メートル級への滑走路延長の早期化に向けた国の協力と推進が必要だと考えます。
少なくとも例年並みの空港整備予算を確保することも含めて、国土交通省の見解をお示しください。

 

○渡辺副大臣
北九州空港は、物づくり産業が集積する北部九州圏の物流拠点として重要な役割を果たしており、その機能強化も重要であると認識をしております。
このため、国土交通省では、長距離国際貨物機の定期便としての就航を可能とする3,000メートル滑走路の実現について、令和2年度から調査を開始し、昨年までに、パブリックインボルブメントの手続や環境影響評価における方法書の手続を完了したところでございます。現在は、方法書に基づく現地調査を進めており、政府としては、これら環境影響評価の手続を適正かつ着実に進めてまいります。

 

○城井分科員
北九州空港の貨物拠点化、交通貨物拠点化に向けては、これまでに国が整備をした九州唯一の大型貨物機専門エプロンに加え、隣接する大型エプロンも活用して、貨物機の二機同時駐機と荷役対応が可能となるよう、改めて拡充整備を是非お願いしたいというふうに思っています。
また、海上空港の特性を生かして、大型航空機を取り扱う事業者による船舶への積替え輸送の声に応えて、最近ですと、シー・アンド・エア輸送による衛星の輸送などの取組も実施していて、事業者からも評価をいただいています。
航空貨物の円滑な積替えが可能となりますように、貨物エプロンから物揚げ場までの直線的な輸送経路の確保にも、是非実現を図っていただきたいということを、地元の声としてお伝えしたいというふうに思います。
よろしくお願いします。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)