教職員などを念頭に新型コロナワクチン接種順位の裁量を市町村に付与すべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)



2021年3月24日 衆議院文部科学委員会

○城井委員

では、続いて質問をさせていただきたいと思います。

次に、新型コロナワクチンの接種順位に係る市町村への裁量付与についてお伺いいたしたいと思います。

ワクチンの接種順位については、政府分科会での議論を経て、国の役割の下決定しているのは承知をしております。

ただ、社会機能を維持する従事者の優先接種について、北九州市を始め、地方自治体や地方議会、国民から強い要望が上がっています。

社会機能の維持に欠かせない者としての例としては、保育関連施設職員や教職員、消防職員が挙げられています。

こうした社会機能の維持に欠かせない者についても幅広に優先接種の対象に追加できるよう、市町村に対して接種順位に関する裁量を付与すべきと考えます。

そこで、萩生田文部科学大臣に伺います。

教職員を念頭にした優先接種順位に関する市町村への裁量付与を行うよう政府内で働きかけを行っていただけないかというふうに思いますが、大臣、いかがでしょうか。

 

○萩生田国務大臣

ワクチンの優先接種については、重症化リスクの大きさや医療提供体制の確保といった観点も踏まえて、専門家の議論を経て決められているものと承知しています。

学校で教育活動が円滑に行われ、保護者を含めた地域の皆さんが安心して働くためには、教職員の感染を防ぐことは極めて重要だと思います。

ワクチン接種の在り方については政府全体で検討しておりますが、例えば、社会機能を維持する方々向けの接種の在り方が議論される場合には、地域における学校や教職員の職務の重要性等について、関係省庁にもお伝えをしてまいりたいと思います。

全体量がまだ明確にならない中で、いろんな議論を政府内でしておりまして、実は、学校の空き教室や体育館を接種会場に使わせてほしいという厚労省からの提案があったときに、それを全国に通知を出すときに必然的にこの話が出てきまして、せっかく会場が学校になっているのに先生たちは打てないのか、こういう議論がありまして、それは合理的に、例えば予定していた人が来なかった場合にその会場校の先生方に順次打ってもらうなんということも、いろんなシミュレーションを今コロナ室でもやっていただいておりますので、私は、ある意味、学校の先生方というのは社会的に必要な職業の一つだと思っておりますので、引き続き検討させてください。

 

〔委員長退席、原田(憲)委員長代理着席〕

 

○城井委員

教職員の感染防止に関して重要だという点、そして、自治体も含めてですけれども、ワクチンの接種体制の整備については走りながら考えている部分もあろうかというふうに思います

けれども、今日申し上げたこの要望については、3月22日にも、北九州市からも直接要望をいただきました。

こうしたことからも分かるように、地域からの切迫感の強い要望であるというふうに考えています。

関係閣僚とともに、早急な検討を是非お願いしたいと思います。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)