「大学入試センター試験モニター調査研究報告書」を開示してほしい

 

救済とは名ばかりで、新型コロナウイルス感染症の影響による学業の遅れへの配慮が足りず、公平性が担保されていないことが懸念されている、令和3年度大学入試共通テストについて文部科学省に確認し、回答が届きました。

 

令和3年度大学入学共通テストに関する質問事項

(きいたかし)

問1:これまでのセンター試験で、本試験と追試験の間の同等性検討のためにモニター調査が行われている。その結果を数値で示していただきたい。

具体的には、「大学入試センター試験モニター調査研究報告書」の開示をお願いしたい。

 

「独立行政法人大学入試センターの平成30年度における業務の実績に関する評価」のp.25に以下の記載があります。

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① 本試験と追試験の同等性検討のためのモニター調査

平成 30 年度は、327 人の大学 1 年生がセンター試験モニター調査に応募し、すべての調査に参加した 265 人のデータ分析を行った。

調査対象とした試験科目は、平成 31年度センター試験の「国語」、「世界史B」、「日本史B」、「地理B」、「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」、「倫理,政治・経済」、「数学I・数学A」、「数学Ⅱ・数学B」、「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」、「物理」、「化学」、「生物」、「英語」(筆記,リスニング)の 7 教科 19 科目である。

これらの科目について、平成 31 年度センター試験の本試験と追・再試験の難易度はおおむね同等であることが確認された。

本試験及び追・再試験の比較結果は、作題関係の委員会に提供し、難易度比較のための検討資料として利用された。

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同資料のp.35には、「大学入試センター試験モニター調査研究報告書」のことが書かれており、そうした報告書があることが明記されています。

 

(文部科学省)

問1の大学入試センター試験モニター調査の結果については、以下のとおり大学入試センターから聞いております。

モニター調査は、同一人に2つの試験を解答させ、2 つの試験の得点を比較可能とすることによって、本試験問題と追試験問題の難易度の比較検証することを目的として、当センターの調査研究として実施しています。
当該モニター調査は、国公立大学1年生を対象に実施しており、長時間にわたる試験を受ける上でのモティベーションなどが実際の受験者とは異なることや、分析対象人数に限りがあるなど、調査上の限界に留意する必要があると考えますが、本試験と追試験について、平均点、標準偏差、最低点、最高点、平均点差、相関係数といった基本統計量を分析した結果、難易度は概ね同等であることが確認されています。
※別添「大学入試センター試験のモニター調査結果について」参照
なお、モニター調査の報告書は問題作成関係の委員会に提供し次年度以降の問題作成の検討資料として利用されているものであり、今後の出題傾向や問題作成のノウハウを類推される恐れがあることから、試験問題の機密保持のため、報告書は非公開の扱いとしています。
なお、モニター調査の報告書に記載があるその他の調査・実験のうち、試験問題の機密保持に関わらないものについては、その結果の概要を大学入試センターに確認しているところです

 

 

(きいたかし)

問2:第2日程の試験場は、第2日程の受験者数に関係なく、第1日程と同程度のアクセス(地理的便宜)を確保できるか。

 

(文部科学省)

問2の第2 日程の試験場の確保については、現在、文部科学省において、全国の高等学校を通じて受験日に関する意向調査を実施しているところであり、その結果等を踏まえて検討することとなります。なお、1 月30・31 日に実施する大学入学共通テストについては、全都道府県に試験場を設定して実施する予定です。

 

 

(きいたかし)

問3:問2に関連して、2つの日程の試験場設定について、いつまでに何をするのかの工程表の提出をお願いしたい。

 

(文部科学省)

問3の試験会場設定の工程表については、文部科学省が実施する受験日に関する意向調査(7 月20 日を締切)の結果等を踏まえ、都道府県(試験地区)ごとに試験会場の確保に向けて、大学入試センターと大学等とで調整を行い、試験場等を記載した受験票を12 月中旬までに大学入試センターから入学志願者に送付します。

 

 

(きいたかし)

問4:2つの日程の実施に伴う費用はいくらになるか。第1日程と第2日程の受験者数の比を複数設定し、それぞれごとの概算額を知りたい。これは第1日程のみを想定した当初予算と比べてどれくらいの増になるか。その増分は受験料収入でまかなえるか。

 

(文部科学省)

問4の大学入学共通テスト(①1 月16・17 日、②1 月30・31 日)にかかる費用については、それぞれの日程における受験者数や会場数にも影響されることから、現在、文部科学省において、全国の高等学校を通じて受験日に関する意向調査を実施しているところであり、その結果等を踏まえて必要な体制等を検討した上で必要な費用を積算することとしております。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区