北九州空港滑走路延長、早期事業化・早期供用のため国は必要な措置を講ずるべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2023年2月20日 予算委員会第八分科会

○城井分科員
立憲民主党の城井崇です。
今回は、北九州市からの国への要望を斉藤国土交通大臣にお伝えをして、今後の取組についてただしてまいりたいと思います。
今回もよろしくお願いしたいと思います。
早速質問に入ります。
北九州空港の利用促進、そして活性化についてお伺いをいたします。
まず、北九州空港の3,000メートルへの滑走路の延長、この早期事業化、早期供用について伺います。
政府として、現在行われている環境影響評価の手続、これを適正かつ着実に進めていただいていることに、まず感謝を申し上げたいと思っています。
滑走路延長を含めた北九州空港の機能拡充、活性化は、北九州空港の物流拠点化に不可欠な機能強化であり、また、コロナ禍で傷んだ九州、西中国の経済の復活、発展に大きく寄与するものであります。
北九州市においても、これまで、国の指導もいただきながら、路線の誘致や貨物取扱いの増加、そして機能強化の取組を積極的に進めてきています。
その結果、今、北九州空港では、令和3年度には大韓航空による貨物定期便が週3便から4便に増便をされました。
海上空港で岸壁も有する北九州空港の特徴を生かしたシー・アンド・エア輸送、いわゆる人工衛星なんかを運ぶ輸送でありますが、この実施によって、国際貨物取扱量は、前年度の約1.4倍になる、4年連続過去最高を更新する、約19,000トンを記録しています。
この北九州空港、今の2,500メートルから3,000メートルへ滑走路を延長すること、この早期の事業化、早期の供用の実現に、新規事業化に必要な手続を、可能な限り、更に早期に、着実に進めていただきながら、政府において予算措置等の必要な措置を講ずるべきだと考えます。
大臣、今地元は、事業化の日程のめどなど、今後のスケジュールがどうなっていくかということを、固唾をのんで見守っております。今日、このことをお伺いしたくてこの場へ出てまいりました。
北九州空港の滑走路延長の早期事業化、そして早期供用に関する大臣の認識、是非、具体的にお答えいただけますか。

 

○斉藤(鉄)国務大臣
まず初めに、城井委員の北九州空港についての様々な御提案等に対しまして、心から感謝を申し上げます。
北九州空港の国際貨物につきましては、地元が一体となって貨物便の誘致活動や利用促進に取り組まれており、北九州空港の滑走路延長に向けた熱意は十分に承知しております。
国土交通省としては、令和2年度から必要な調査を進めており、PI、パブリックインボルブメントの実施結果を令和3年11月に公表し、手続が完了したところでございます。
また、環境アセスメントにつきましては、昨年7月に準備書の公告縦覧期間が終了し、8月に福岡県知事に対し準備書に対する意見概要等を送付、11月に福岡県知事から準備書についての意見をいただいたところでございます。
国土交通省としては、新規事業化についての地元の要望も踏まえつつ、引き続き、環境アセスメントの評価書の手続を適正かつ着実に進めてまいります。着実に手続を進めて、前に進んでいきたいと思っております。

 

○城井分科員
これまでも、北九州空港は、滑走路が短かったために、日々拡大する航空貨物の需要を取り逃がしたケースがあったということを、これまでも委員会の場でも取り上げてきたところであります。
大臣におかれても、是非、早期の事業化の決断、そして早期の供用に向けた取組を実現いただきますように、強く要望したいと思います。
引き続きよろしくお願いしたいと思います。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)