自動車整備技術の高度化対応、自動車整備人材の確保など、政府は必要な措置を講ずるべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
令和四年六月九日提出
質問第一〇八号
自動車整備業が抱える課題に関する質問主意書
衆議院議員 城井 崇
自動車整備業が抱える課題に関する質問主意書
自動車整備業が抱える課題に関して、以下質問する。
一 自動運転車などの普及に伴う整備技術の高度化の必要性が大きくなっており、令和二年四月には特定整備制度が導入され、令和六年十月開始予定として自動車の電子的な検査(OBD検査)の実施も予定されている。自動車整備技術の高度化への対応に対して支援するため、政府は必要な措置を講ずるべきと考えるが、政府の認識を明らかにされたい。
二 これまで自動車整備人材の確保に向けて、政府や関係団体と連携した広報活動や、外国人技能実習制度・特定技能評価制度の活用が課題となっており、労働環境・待遇改善への取り組みも重要と考えている。自動車整備人材の確保を支援するため、政府は必要な措置を講ずるべきと考えるが、政府の認識を明らかにされたい。
三 指定整備工場における継続検査手続きのワンストップサービスの推進や省力化機器などの導入促進などによって、事業所の生産性、効率性を向上させることが課題となっている。自動車整備の事業所の生産性、効率性を向上させるため、政府は必要な措置を講ずるべきと考えるが、政府の認識を明らかにされたい。
右質問する。
内閣衆質二〇八第一〇八号
令和四年六月二十一日
内閣総理大臣 岸田文雄
衆議院議長 細田博之 殿
衆議院議員城井崇君提出自動車整備業が抱える課題に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員城井崇君提出自動車整備業が抱える課題に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねについては、国土交通省において、「事業者間連携による自律的取組への支援」事業により、自動車整備事業者における「自動車整備技術の高度化への対応」の一環として行われている、先進安全自動車の整備に係る講習会や研修会の開催等を支援しているところである。
二について
お尋ねについては、国土交通省において、業界団体から構成される「自動車整備人材確保・育成推進協議会」と連携して自動車整備士の魅力を若者に対して発信する動画を作成するとともに、特定技能の在留資格に係る制度を周知する等、自動車整備事業の整備人材の確保を支援しているところである。
三について
お尋ねについては、国土交通省において、「自動車整備業の生産性向上・適正な市場環境の整備に関する調査」事業により、自動車整備事業者の作業時間の短縮や作業環境の改善に資する機器の導入例について調査し、その内容を自動車整備事業者に対して周知する等、自動車整備事業者の生産性等を向上させる取組を支援しているところである。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)