統計行政を一元化して国の統計全体を対象に再発防止策を講じるべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2022年5月18日 国土交通委員会
○城井委員
大臣からも、今、再発防止策について言及がありました。
ここで、私ども立憲民主党から、これまでも提案をしてまいりました統計改革の提案の実行を改めて要請したいと思います。
人員不足、専門知識不足を改善し、統計行政への信頼を回復し、効果的な再発防止策を講じるため、以下の5つ、それぞれの行政機関に統計の機能を分散させる分散型から、統計を一元的に一つの機関に集中させる集中型へと切り替えること、2つ目に、各省庁に分散して行ってきた統計行政を一元化するために、仮称ですが、国家統計データ局を新設すること、3つ目には、統計への信頼回復のための組織と体制強化、4つ目には、統計の在り方と調査手法の見直し、5つ目に、統計法の罰則強化、この5つの実行が必要であると考えています。
そこで、以下、伺います。
今挙げた1つ目、2つ目、5つ目については、国の統計全体に網をかけるような再発防止策が必要であり、国土交通大臣から政府全体へ実行を働きかけるべきだと考えます。
大臣、お願いできるでしょうか。
○斉藤国務大臣
議員御指摘の政府全体としての統計行政の在り方については、現在、総務省の統計委員会において行われている公的統計の改善策の検討の中で議論されていると承知しております。
その議論に資するよう、国土交通省における統計作成の現状や課題など、しっかりと説明してまいる所存です。
国土交通省としては、今般の事態により失われた国民からの信頼を回復し、再生するためには、まずは、当省としての再発防止策を取りまとめ、その確実な実施が重要と考えておりまして、私自身、先頭に立ち、迅速かつ徹底的に進めてまいりたいと思っております。
○城井委員
国土交通省としての改善、そして再発防止は当然のことかと思いますが、度重なる統計不正を起こした当事者でもあるというのが国土交通省であります。
その国土交通省からその反省を踏まえ、そして改善の決意を含めて、ほかの省でも起こらないようにということでの教訓を含めてきちんと働きかけをしていただくということを是非お願いしたいと思います。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)