GDPへの影響が小さければ統計の不正があってよいということではない 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

2022年5月18日 国土交通委員会

○城井委員
立憲民主党の城井崇です。
引き続き、大臣、よろしくお願いしたいと思います。
私からも、この度の度重なる統計不正問題について、大臣にお伺いしたいと思います。
令和4年5月13日、建設工事受注動態統計調査の不適切処理に係る遡及改定検討会議報告書及び追加調査(特別監察)報告書が公表されました。
これらに関して、以下、国土交通大臣に質問をいたします。
結果として、過大計上は最大で年間5兆1000億円、全体の6.6%に及び、国内総生産、GDPに用いるデータは2兆8000億円、5.3%の過大ということで報告がございました。
今回の是正の手法が示されましたが、是正後の統計もあくまで推計であります。
GDPへの影響は、軽微との見方を政府が相変わらず示しています。
統計は、私たちの社会の姿を映す鏡の役割であります。
ゆがんだ鏡の存在を見逃すわけにはいかない。
そもそも、GDPへの影響が小さければその基となる統計が不正なものであっていいということではないということを、まず、国土交通大臣に確認をしたいと思います。

 

○斉藤国務大臣
城井委員おっしゃるとおりでございます。
建設工事受注動態統計調査における今般の不適切な処理に起因して、統計の数値に影響が生じていたことは、それ自体、極めて遺憾で、申し訳なく思っております。
遡及改定検討会議の報告書においては、不適切処理の影響を除く方法が示されており、報告書の内容を重く受け止め、今年の秋頃までに最終的な遡及改定の数値をお示しできるよう、作業を急いでまいります。
また、今回同様の事態が生じないよう、有効かつ具体的な再発防止策も取りまとめてまいります。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)