海難救助活動に協力する漁船や観光船への燃油等の費用補助を国として行うべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2022年5月13日 国土交通委員会

 

○城井委員

続いて、今回の事故での捜索活動への協力者に対する支援についてお伺いをいたします。

海難救助活動に出動した救難所やボランティア救助員に支給される日本水難救済会救助出動報奨金は、大変ありがたい民間の制度だと考えています。

今回の海難救助活動への協力者にも支給される見込みとの認識でおりますが、ただ、これまでの支給実績などに照らしますと、今回御協力いただいた船に差し上げるには、1日の燃料代にもほど遠い金額だというふうに聞きました。

長期化している今回の捜索活動に協力いただく漁船や観光船への燃油等の費用補助を国として行うべきだと考えます。

事前に国土交通省と話したときには、制度がないという一言から入ってしまったものですから、それは違うんじゃないか、どう努力できるか、工夫できるかというところから検討いただくべきだというふうに思います。

大臣、これは是非補助しようということで、御決断をお願いできないでしょうか。

 

○斉藤国務大臣

まずは、地元の漁船や観光船の方々には、事故発生の翌日から長期間にわたり行方不明者の捜索に御尽力いただき、深く感謝を申し上げたいと思います。

一般的に、海難救助については、古くからシーマンシップに基づく相互扶助の精神にのっとり行われており、本件捜索に当たっている地元の漁船等にあっても、同様の精神にのっとり、御協力いただいているものと認識しております。

議員御説明のとおり、日本水難救済会では、救助員の捜索活動への協力に対し、この趣旨に沿い、出動報奨金の交付事業があるものと承知しております。

一方で、捜索活動への協力者に対する国からの支援については、様々な御意見があるものと認識しており、まずは、海上保安庁において、日本水難救済会が行う水難救済事業に対する支援や協力を充実させてまいりたいと思っております。

 

○城井委員

では、日本水難救済会の事業についての支援は増強する、海上保安庁に指示して増強するという認識でよろしいですか。

 

○斉藤国務大臣

充実させていきたい、このように思っております。

 

○城井委員

是非お願いしたいと思います。

実態に見合う支援をお届けできるように、努力をお願いしたいと思います。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)