コロナ禍だからこそ、子どもを守り、教育の質を上げるため教育現場の待遇改善を 衆議院議員きいたかし福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2022年1月31日 衆議院予算委員会
○城井委員
さて、先ほどエッセンシャルワーカーの議論がございました。
教員について一つ伺います。
教員は今、このコロナ禍のさなかで三つの現状にさらされています。
一つは、結局、長時間労働が是正をされていないということ。
二つ目には、学校現場へのコロナ対応支援の予算なんかをつけていただきましたが、コロナ対応で更に多忙になっているということ。
そして三つ目には、ただでさえ教員のなり手が減り過ぎていること。
こんな現状です。
教員を選ばれる仕事にするためにも、待遇改善の必要があると思います。
総理、子供を守り、教育の質を上げることにもつながる教育現場の待遇改善、コロナ禍のさなかだからこそ進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
〔梨委員長代理退席、委員長着席〕
○岸田内閣総理大臣
教員の皆さんの待遇改善、コロナ禍、大変厳しい状況にある中、なおさらしっかりと考えていかなければいけない課題であるということは私も同感であります。
教員の皆さんの待遇に関しては、そもそも厳しい勤務実態がある中ですので、学校における働き方改革、これを進めることが重要であるということで、小学校における35人学級の計画的な整備や高学年の教科担任制の推進等の教職員定数の改善、また、教員業務支援員など外部人材の配置の充実、ICTを活用した業務効率化、こうした取組を進めているところであり、これからもこうした取組はしっかりと進めていかなければならない、このように思います。
是非、教員の皆さんの勤務実態をきめ細かく把握し、教員の皆さんが仕事に全力で投球できる環境の整備は、政府としてもしっかり図っていきたいと考えます。
○城井委員
既に学校現場でも、職員室の隣の先生が一年間で3回替わったというふうな事例まで出てきています。
教員不足は相当に深刻でありますので、今ほどの手だてだけで足りるか、厳しいところがあるというふうに思いますので、引き続きの対応の拡充検討をお願いしたいということを申し上げたいと思います。
衆議院議員きいたかし福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)