大学入試共通テスト、記述式問題の導入は中止すべきだ

 

 

昨年2018年6月6日の衆議院文部科学委員会にて私から高大接続改革について文部科学大臣に直接質疑した議事録。

後半、大学入試共通テストへの記述式問題導入の問題点を指摘しています。

この1年半弱で結局改善されないままというのが、この数日の国会審議の政府答弁です。

やはり中止をすべき。

 

 

2018年6月6日 衆議院文部科学委員会

 

○城井委員

続きまして、記述式の問題の導入についてお伺いいたしたいと思います。

この点についても大きな懸念がございます。 採点に当たって、多くの受験生の答案を正確かつ公平に短期間で採点できる体制を整備する必要があります。

しかし、この採点者の質の担保など、かなりハードルが高いというふうに思っています。

整備ができるでしょうか。大臣、お考えをお聞かせください。

 

○林国務大臣

大学入学共通テストにおいては、受験生の思考力ですとか判断力、表現力、これを適切に評価するために、これまでのマークシート式問題に加えて記述式問題を導入する予定としております。

この記述式問題の採点につきましては、採点者に対する研修の実施などに加えて、受験者一人の答案を複数の採点者が採点いたしまして、それらの採点が不一致であった場合、上位者が判断することで採点ミスを防ぐ、いわば多層的な採点を行うなど、その処理能力や信頼性、実績を有する民間事業者を活用するとともに、大学入試センターにおいても必要なチェックを行う予定にしております。

また、昨年大学入試センターが実施をいたしました二〇一七年度の試行調査、いわゆるプレテストでございますが、ここにおきましては、国語で約六・五万人、数学におきまして約五・五万人の答案を約千人の採点者で採点いたしましたところ、当初十五日と予定していた最初の採点は十日で終了するという結果を得たところでございます。

この結果を踏まえながら、改めて本年十一月には十万人規模の試行調査を行う予定でございますので、引き続き、大学入学共通テストの円滑な実施に向けて取り組んでまいりたいと思っております。

 

○城井委員

もう一点お伺いいたします。 この記述式問題の難易度が高過ぎる場合ですが、一部の優秀な受験生しか得点できなくなることから、大学入試共通テストの選抜性そのものを低下させるおそれがあるというふうに考えています。

例えば、記述式の結果がせんだっての試行テストでは何と正答率〇・七%というようなこともありまして、これでは一体何を選んでいるのかということになります。

この点について、国の見解をお聞かせください。

 

○林国務大臣

大事な問題だ、こういうふうに思います。 二〇二〇年度からの共通テストでございますが、記述式問題を導入して、解答を選択肢の中から選ぶだけではなくて、みずからの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述をする、こういった思考力、判断力、表現力を評価する予定にしております。

今お話のあった記述式問題の難易度についてでございますが、大学入試センターが二〇一七年度に実施した試行調査の結果を踏まえて、例えば国語については、記述式問題三問の難易度のバランスに配慮しつつ、最も難易度の高い問題で正答率が三から四割程度になるように作問を行って、その問題でこの十一月に行う試行調査を実施して検証をしていく予定、こういうふうに聞いております。

受験生、今御指摘があったように、やはり基礎的な学力を適切に評価するものでございますので、そのために質の高い問題が作成されることが重要であると考えておりまして、二〇二〇年度の大学入学共通テストの実施に向けて、引き続き大学入試センターを支援してまいる考えでございます。

 

高大接続改革、特に新しい大学入試共通テストにおける英語の民間試験の利用について きいたかしのウェブサイト

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区