政府の緊急対応策第2弾、公共交通機関にもマスクの支給を、保護者休業の新助成金は本人に支払われるのか、学校休業による看護師の休業と医療従事者の人員配置基準、中小企業支援の資金繰り対策について 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
3月11日、野党の新型コロナウイルス合同対策本部会議に出席、政府の緊急対応策第2弾について政府から説明を受けました。
私からは地元の企業等からいただいた意見や要望に基づいて、以下を質問、回答を得ました。
引き続き地元の声も伝えながら国内感染拡大阻止、「コロナ不況」の克服に全力を挙げます。
・マスクの支給について
(きいたかし)医療機関や高齢者施設を優先するのは理解するが、公共交通機関を動かすならそちらへの優先支給も検討を。
(国土交通省)重要な課題。タクシー業界にはすでに1万2千枚を支給、鉄道事業者は法定の備蓄で対応できてる認識、バス会社については相談いただきたい。
・保護者休業の新助成金について
(きいたかし)労働者が休んだ時、企業に支給される金額が日額8,330円ということですが、このお金を労働者本人に全額支給してくれるのかどうか。
(厚生労働省)助成金は、労働者本人に対して日額8,330円を、既に支給した企業からの申請に基づいて、国から企業に支払われる。
(きいたかし)正規労働者の場合、平均賃金を計算して日額が8,330円を超える場合、不足する分はどうするのか。
不足分は会社側が手出しするのか、国が追加で保障するのか。
(厚生労働省)国は支給額の上限を8,330円としており、この金額を超える支給は行わない。
(きいたかし)日額8,330円を超える非正規労働者の場合、差額はどうするのか。
不足分は会社側が手出しするのか、国が追加で保障するのか。
(厚生労働省)国は支給額の上限を8,330円としており、この金額を超える支給は行わない。
・病院における医療従事者の人員配置基準について
(きいたかし)小学校休校に伴う、看護師の休業が実際にあっている。
現在は現場単位でフォローしながら対応しているが、休業する看護師が増加した場合、病院の基準(看護師1人に対し、患者7名)を割る可能性がある。
そうなった場合、入院床数を減らすか、救急の受け入れを中止せざるを得ない状況になる。
その場合の対応について対応方針を明確化してほしい。
(厚生労働省)持ち帰って検討し、回答する。
・中小企業支援の資金繰り対策について
(きいたかし)セーフティーネット保証4号、5号を利用する際、前月の試算表を作成し、申請に行く必要があるが、試算表を作るには時間がかかる。(確定申告時期という理由も含む)申請の際の提出資料は前月売り上げ等、収支が分かる物などにして、手続きを簡素化できないか。手続きに時間がかかり過ぎると、体力が持たず倒産してしまう会社もある。
(中小企業庁)保証審査については、赤字や債務超過、貸出条件の変更といった形式的な事象のみで判断せず、実情に応じた配慮をするように、3月6日に通知を保証協会や商工中金、日本政策金融公庫に発出している。手続き書類については、必要最小限にとどめるように、指導している。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区