12月4日の「記述式試験」野党合同ヒアリングでわかったこと 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
12月4日の「記述式試験」野党合同ヒアリングでわかったこと。
一部ですが、ご紹介。
以下の要約を読んでいただくとわかりますが、採点体制や採点者の質についてこのような準備状況の「記述式もどき」を大学入学共通テストに無理やり導入することは中止して、個別大学の二次試験でしっかり記述式問題の良いところを生かした入試を行うべきと改めて考えます。
では、以下要約です。
大学在籍者やアルバイトで、短期の人がどれくらいになる見込みかについて「今後請負業者とセンターで協議」と答え、未確定の状況。日頃出勤退勤自由の短期アルバイトがどれだけ混ざるか確認できません。
1月下旬から2月にかけては大学生は試験シーズンで忙しく採点者確保が困難と見込まれる点については、「契約で縛る、20日間からは延ばさない」旨文部科学省の答え。業者に丸投げで根拠レスであることが改めて明らかに。
数百万枚の模擬試験での採点実績を理由に選ばれた請負業者は、入試の採点実績がない上、日頃の模擬試験での採点ミスやクレームの実態を私を含め国会からすでに指摘していたにも関わらず大学入試センターや文部科学省はここに至るまで一切把握していなかった。採点の民間委託のリスク検証が不十分。
試験実施後、採点中の後半に「意外な正答」が見つかった場合には「協議、調整」はするが、採点基準・採点マニュアルを改めて更新・確定の上で50万枚全ての答案再チェックを行うことは契約書や仕様書には書いておらず確認書もない。前半と後半の二重基準で採点が進み公正な採点にならない恐れ強まる。
記述式問題の採点基準や採点マニュアルが適切かを文部科学省が国として確認することはない、と文部科学省が明言。大臣の権限は独立行政法人たる大学入試センターの監視が根拠。国の共通テストなのに国の責任があいまい。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区