きいたかしが提案、実現した、公共事業の契約変更に伴う第三者チェックは適正に行うべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2025年3月14日衆議院国土交通委員会

○井上委員長
次に、城井崇君。

○城井委員
立憲民主党の城井崇です。
中野国土交通大臣には初めての質疑になります。
よろしくお願いいたします。
まず、公共事業の契約変更に伴う第三者チェックの導入について伺います。
委員の皆様、資料一枚目を御覧ください。
昨年4月24日の衆議院国土交通委員会におきまして、私から斉藤前国土交通大臣に提案をいたしまして、答弁いただいたものが実現の運びとなりました。
国土交通省を始め関係者の皆さんの御努力に敬意を表し、御礼を申し上げたいと思います。
発注者と受注者以外のチェックが実現することは画期的です。
これまでの契約変更の傾向に照らして、どのような効果が見込まれるかについて、大臣の認識を聞かせてください。

○中野国務大臣
城井委員にお答えを申し上げます。
城井委員からも御指摘をいただいておりました、着工後の契約変更をするときに第三者の視点でチェックをするという仕組みについて、指摘、御要望というか、こういうことをやるべきだということをいただいておりました。
公共事業の実施に当たりましては、事業の着手後に行われる地元との協議の結果や関係機関との調整結果などによりまして、契約内容の変更というのは生じることはございます。
国土交通省の直轄工事では、契約変更の場合には、今までは変更理由などの確認を発注者、受注者間で行ってきたなど、こうした取組を行ってきたところでございますが、契約変更手続の更なる透明性確保も求められているということで、委員からも御指摘があったというふうに承知をしております。
このため、令和7年度より、各地方整備局等の本局の発注工事におきまして、工事の区分が追加をされるなど一定の契約変更をする場合には、契約変更前に受発注者以外の第三者が適正性をチェックをする、その意見を反映、公表する新たな仕組みを導入をすることといたしました。
これは、これから導入をしていくということでございますので、今後の効果ということにつきましては、やはり、これにより、契約変更の適正性、そして更なる透明性の向上が図られるものと期待をしております。
しっかりとこの仕組みを運用してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

○城井委員
工事方法や、また資材価格の高騰など、契約変更の理由は出てくるんだろうというふうに思っています。
ただ一方で、かなり多額の金額に上る変更も、これまでもメディアからも指摘もありましたし、国会からも指摘を申し上げてきたところでありますので、是非、国民から預かる大切な税金の使い道でありますので、第三者のチェックも活用しながら適正に行っていただくことを改めてお願いしておきたいというふうに思います。
よろしくお願いします。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)