憲政史上初の予算修正案の並行審議で質疑　衆議院議員　きいたかし　福岡10区（北九州市門司区・小倉北区・小倉南区）

2024年12月12日、衆議院予算委員会集中審議で質疑に立ちました。

令和6年度補正予算と立憲民主党提出の修正案が並行審議となり、急きょ出番をいただきました。

振り返りを書きます。（長文注意）

私からは提出者の重徳和彦立憲民主党政調会長に「修正案の狙いや目的」を、能登半島選出の近藤和也衆議院議員には「能登半島復興支援で政府に足りない部分と立憲民主党修正案で補う部分」を、階猛立憲民主党財務金融ネクスト大臣には「能登半島復興支援予算の実質増額の手法として予算総則の修正をやることや、補正予算案で政府基金に積み過ぎた「急がない予算」「基金残高で賄える予算」1.36兆円の減額補正の内容や意味」についてそれぞれ答弁いただきました。

石破総理にはそれぞれの答弁を聴いてもらってから、自民党と立憲民主党で合意した能登半島復興支援の実質増額1,000億円の使途を立憲民主党提案の修正案を踏まえて対応いただくよう要請し、速やかな予算執行を含め一定の理解ある答弁をいただきました。

政府基金に積み増しされた補正予算の検証については確約してもらえませんでした。

政策に関わる与野党の情報格差を埋めるよう求め、総理からは検討する旨答弁をもらいました。

集中審議の後に締めくくり総括質疑があり、補正予算案が予算委員会で採決されました。

立憲民主党は立憲修正案に賛成、私達の修正案の一部（能登支援実質増額1,000億円）を丸々引き写した自民党・公明党修正案に賛成、他党の組み替え動議に反対、修正案を除く原案に反対しました。

本会議では、修正案が溶け込んだ原案が採決となり、反対しました。能登支援実質増額の一部修正を評価しつつも、政府基金の減額補正は実現されないなど我々から指摘した課題が未解決だったため。

予算の国会修正が実現したことは、衆議院を野党過半数にしていただいた民意の力が大きいと国会現場で強く感じます。

予算の修正案可決は28年ぶり、数字が入った修正案可決は69年ぶり、補正予算の修正案可決は憲政史上初めて、政府原案と野党修正案が並行審議されたのも憲政史上初めてでした。

その一端を担えた手応えとともに今後本気の政権再挑戦するに当たっての課題や準備も見えました。

来年の通常国会に向けてしっかり備えたいと思います。

引き続き国民生活を強く豊かにすべく、自らを磨きながら仲間と頑張ります。応援お願いします。

衆議院議員　きいたかし　福岡10区（北九州市門司区・小倉北区・小倉南区）