奄美大島で伝統工芸、移住者起業の聞き取り 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

国交委の委員派遣2日目の7月30日、離島振興、二拠点居住に関する聞き取りを継続しました。

移住者と奄美大島での仕事のマッチングにあたる特定地域づくり事業協同組合では当初より問い合わせや派遣数が減っていました。取り組み趣旨は好感が持てましたが、他の地域での特定地域づくり事業協同組合と移住者のパイを争うことを懸念しました。前向きな国の支援を検討します。

伝統工芸である大島紬の工房にも伺いました。奥深い色合いの紬は泥染め、精細な設計図に基づき糸を染め、時間をかけて織り上げ、見事な絵柄を表現しています。熟練の技による逸品と担い手・後継者不足との間をどのようにつなぐか、かなりの難問だと改めて認識しました。

中古住宅再生による民泊なとで地域づくりに取り組む事業者にも話を聞きました。集落単位としての「しま」の日常を観光にも取り入れて地域のにぎわいにつなげる意欲的な取り組みはちょっと高級な宿泊事業によって支えられています。他地域でも参考になる手法ですが、中心を担う建築家のセンスが原動力だとも感じました。


バニラビーンズを育てるUターン起業家の取り組みも現地で伺いました。奄美大島出身だからこそ故郷への熱意も人一倍。着実な取り組みと周囲の応援もあり、数年後が楽しみです。

聞き取り先に共通していたのは離島振興に資する目的の奄美・小笠原振興特措法や関連予算が取り組みの一助になっているということ。使い勝手良くしてほしいという声も共通部分でした。今後の国会議論を通じて国に改善を促します。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)