地方や「まちなか」への移住・定住促進に関する質問主意書 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

 

平成二十九年十一月三十日提出
質問第七二号

地方や「まちなか」への移住・定住促進に関する質問主意書

提出者  城井 崇

 

地方や「まちなか」への移住・定住促進に関する質問主意書

国では、東京圏をはじめとする地域の中高年齢者が、希望に応じて地方や「まちなか」に移り住み、多世代の地域住民と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくりを目指して、「生涯活躍のまち」構想(以下同構想)の実現に向けた取り組みが進められている。

高齢化率が平成二十八年三月時点で二九.○%と政令市で最も高い北九州市では、高齢者の雇用促進、生きがいづくり、健康づくり等に積極的に取り組んでおり、同構想を移住・定住促進施策の一環として位置付け、アクティブシニアを含めた年代別の事業を検討するなど、官民一体となった取り組みが進められている。

そこで、同構想の実現を含めた地方や「まちなか」への移住・定住の促進を図る必要性を踏まえ、以下質問する。

 

一 同構想が念頭に置く地域の中高年齢者の移住・定住に加え、若者や子育て世代の移住・定住促進に向けた地方自治体の取り組みに対してもそれぞれ国の財政支援を拡充すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

二 同構想の実現に向けた北九州市版の「生涯活躍のまち」形成事業へ各種支援を国として充実すべきと考えるが政府の見解を示されたい。

 

右質問する。

 


平成二十九年十二月八日受領
答弁第七二号

内閣衆質一九五第七二号
平成二十九年十二月八日

内閣総理大臣 安倍晋三

衆議院議長 大島理森 殿

衆議院議員城井崇君提出地方や「まちなか」への移住・定住促進に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

 

衆議院議員城井崇君提出地方や「まちなか」への移住・定住促進に関する質問に対する答弁書

 

一について

お尋ねについては、まち・ひと・しごと創生交付金等の交付により、御指摘の「若者や子育て世代」も含め、多様な世代の移住及び定住の促進に資する地方公共団体の取組を支援してきたところであり、引き続き、予算の範囲内で、意欲と熱意のある地方公共団体の取組を支援してまいりたい。

 

二について

御指摘の「北九州市版の「生涯活躍のまち」形成事業」については、まち・ひと・しごと創生交付金等の交付等による支援を行ってきたところであり、「まち・ひと・しごと創生基本方針二〇一七」(平成二十九年六月九日閣議決定)を踏まえ、引き続き、北九州市の取組が円滑に進むよう、好事例やノウハウを提供するとともに、同市の取組の特徴等に応じたきめ細かな支援を行ってまいりたい。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区