基金事業の事業変更、基金シートへの反映を政府は徹底するべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

2024年6月3日衆議院決算行政監視委員会

○城井委員
続きまして、基金シートに記載されていなかった事業変更について伺います。
ワクチン生産体制緊急整備基金、これは厚生労働省ですが、事業執行は既に終了したのではと私どもから指摘をいたしましたところ、事業を1年間延長したとの政府説明でした。
しかし、説明いただいた際に、基金シートには記載がありませんでした。
こうした基金事業の変更があっても、基金シートに記載がなければ、国民も国会もチェックすることができません。
ワクチン生産体制緊急整備基金については、我々立憲民主党からの指摘の後に、事業変更内容が基金シートに記載されたようであります。
終了予定時期を延長している基金事業がほかにもあるか、基金シートへの記載変更の有無についても調べましたが、終了予定時期を延長していた事業が6事業ありました。
このうち、燃料油価格激変緩和基金では、燃料油価格激変緩和対策事業、これは経済産業省の事業ですが、終了予定時期が令和6年3月だったのが令和7年3月に変更されたにもかかわらず、基金シートの記載変更はありませんでした。
こちらも当然、基金シートの記載変更をすべきであります。
事業変更後の基金シートへの反映の徹底について、大臣の見解を確認させてください。

○河野国務大臣
今の燃料油の事業も、元々6年3月だったものが6年度末に、これは記載の変更をされていると思います。
今後、シートではなくシステムに入力をしていただくことになりますので、恐らくシステムで検索がそういうものもかけやすくなるというふうに思いますので、委員おっしゃるように、事業の期間が変更されれば、それはなるべく速やかに反映されなければならぬというふうに思います。
そこは各省庁が各省庁の責任で徹底をしていただかなければならぬと思いますし、行革会議の方でも、そういうものが散見されれば、そこはきちっと指摘をしていかなければいかぬというふうに思っております。

○城井委員
今回の質問に当たって、細心の注意を払って最新の資料を確認した結果の質問ということでございます。
政策変更の説明責任を果たす意味で、基金シートへの反映を徹底いただくことを改めてお願いしたいと思います。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)