宇宙戦略基金、補正予算で積むのは財政法29条に抵触 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
11月20日、会派の文部科学部門会議に出席、令和5年度補正予算案と宇宙研究開発機構(JAXA)法改正案について政府より聞き取り、議員間討議を行いました。
私からは、JAXAに新規造成する宇宙戦略基金(10年間で1兆円、宇宙研究開発の委託や助成金交付をする)について質しました。
緊要性が条件の補正予算で今すぐ使わない複数年度分の基金を積むのは財政法29条の趣旨と合わない上、管理費も初年度に積む基金(3,000億円!)の3%と言いながらイニシャルコストやランニングコストが一部しか示されず体制や使い道がはっきりしません。
宇宙政策推進派の私としてはスッキリ賛成したいところですが、今回はやり方が認められません。
必要な予算を来年度当初予算で正々堂々要求すべきです。
JAXA法改正案への賛否については両論あり、補正予算での基金のあり方を政調三役で整理した上で判断するということで部門長に一任しました。
基金や予備費の乱発が目立つ昨今、補正予算での基金については、緊要性や財政民主主義、財政規律の観点に照らして厳しく対応していきます。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)