空家等活用促進区域における前面道路の幅員規制の緩和、避難、消火・救助活動のため安全確保をすべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2023年5月10日衆議院国土交通委員会
○城井委員
続いて、空家等活用促進区域における前面道路の幅員規制の緩和、これは改正案の第七条六項に関わる部分ですが、これに伴う災害時の避難や消火、救助活動のための安全確保について伺います。
接道に係る前面道路の幅員規制は、災害時に迅速に避難するため、消防車や救急車がスムーズに通ることができるようにするための規定でもあります。
今回、これを、もしこの前面道路の幅員規制の緩和を行った場合には、地域住民の生命、身体、財産などに重大な被害をもたらす可能性があるのではないかと心配する声が届いています。
空家等活用促進区域の災害時の避難や消火、救助活動のための安全性が低下して、もし地域住民に何かしら重大な被害があった場合には困る、これをもたらさないように、この前面道路の幅員規制の緩和の運用には慎重を期すべきではないかというふうに考えますが、大臣、この点、いかが取り扱われますか。
○斉藤(鉄)国務大臣
この法案に基づく接道規制の特例は、安全性の確保に支障が生じないよう、国土交通省令で定める基準を基本に安全確保策が講じられていることを要件としております。
例えば、燃えにくい構造の建築物にすることなどでございます。
さらに、この要件に適合していることに加え、特定行政庁では、建築物の計画を個別に確認し、市街地の安全上等の観点から支障がないと認める場合について特例を適用することとしております。
こうした制度の下で、接道規制の特例が市街地の安全性などの低下につながることのないよう、適切な運用に努めてまいりたいと思います。
○城井委員
お時間が参ったということであります。
今日はこれで終わります。
残りの質問は、また改めての機会にいただきたいと思います。
ありがとうございました。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)