北九州港の老朽化した港湾施設や海岸保全施設の整備、国からの支援を拡充するべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2023年2月20日 予算委員会第八分科会
○城井分科員
続きまして、北九州港においても、老朽化した港湾施設や海岸保全施設への対応が大きな課題となっています。
特に、西海岸地区の岸壁においては、予防保全事業による老朽化対策に合わせて、大規模地震のときなどにおいても住民の避難や物資の緊急輸送機能を確保するため耐震化を進めており、早期完成が望まれていることから、令和5年度においても、政府において予算措置等の必要な措置を講ずるべきだと考えます。
北九州港における老朽化した港湾施設や海岸保全施設への対応について、大臣の見解をお願いいたします。
○斉藤(鉄)国務大臣
港湾施設や海岸保全施設は、戦後の高度成長期に急速に整備されたものが多く、施設の老朽化が急激に進行しております。
国土交通省としては、これらの老朽化対策は喫緊の課題と認識しております。
委員御指摘の北九州港西海岸地区の岸壁につきましては、北九州港の港湾計画において大規模地震対策施設として位置づけられており、また、老朽化が進行していることから、国土交通省において、老朽化対策に合わせて耐震化を行っているところです。
北九州港の港湾施設や海岸保全施設の老朽化対策について、引き続きしっかり検討してまいりたいと思います。
○城井分科員
北九州港においては、老朽化に対する御意見は港湾関係者から日々増える状況にあります。
特に、トラックが通る道の辺りは、道の傷みも激しい。
そして、コンテナの置き場所に困って、その確保をどうするか。
北九州港の管理者たる北九州市においても、コンテナの置場についての工夫も今様々行っているところでありますが、そうした中で、施設の老朽化。
これまでに果たせていた能力をきちんと確保ができるかどうか。
そして、更に言えば、本来果たせる役割が、港湾の施設、能力が限られるがために、果たせずにいる。
施設更新のときこそ、更に役割を果たせるように、総合的かつ一貫した取組ができるように、是非、国の側からの支援にもそうした視点を持っていただきたいということをお願いしたいと思います。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)