中小規模の観光関連産業支援を充実させるべき 衆議院議員きいたかし福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

2022年2月18日 衆議院予算委員会

 

○城井委員
最後に、中小規模の観光関連産業支援について総理に伺います。
パネルと資料を御覧ください。
午前中の質疑では、GoToキャンペーンなど需要喚起策の議論がございました。
しかし、実際には、この2年間、GoToキャンペーンをほとんど動かせなかったというのが現実であります。
2月の14日に立憲民主党会派が衆議院に提出いたしました観光産業事業継続支援金法案、これに関連して総理に伺います。
需要喚起策、GoToキャンペーンなどが使えない状況で売上げが激減している観光関連産業の事業継続を図るためには、そうした産業が既に使い果たしている全産業共通のこれまでのコロナ支援策、雇用調整助成金しかり、ゼロゼロ融資しかり、これに加えて具体的な手だてが必要だという中小規模の観光関連産業の現場の声に、総理、お応えいただけないでしょうか。

 

○岸田内閣総理大臣
まず、コロナ禍の中で、観光関連産業の皆様方、甚大な影響を受けておられるということ、これをしっかりと受け止めなければならないと思います。
その中にあっても、中小の観光関連産業の皆様方のこの負担、大変大きなものがあるということを認識いたします。
その中で、今般の経済対策においても、雇用調整助成金の特例措置、あるいは実質無利子無担保融資の延長、こうしたことを盛り込んだわけですが、いわゆる最大250万円を一括支給する事業復活支援金、これも1月の末から申請受付をスタートした、こうしたことであります。
そして、観光関連産業向けの対策としまして、観光地の再生、高付加価値に向けた宿泊施設の修正等への支援、これも、予算規模の補助上限を拡充した上で、来月申請受付を開始するということになっています。
こうした支援と併せて、需要喚起策として、新たなGoToトラベル事業、これも実施するよう準備をしているところであり、その際に、中小の観光産業事業者の方々への配慮ということで、低価格帯の実質割引率の引上げ等、様々な工夫も加えようとしているところであります。
是非、こうした取組を通じて、中小の観光関連産業をしっかりと支援をし、支えていきたいと考えております。

 

○城井委員
2年たっても悲鳴が聞こえる観光関連産業です。
是非、具体的な手だてを増やしていただくようにお願い申し上げまして、質問を終わります。
ありがとうございました。

 

衆議院議員きいたかし福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)