国の予算関連書類にミスが続出、今後の改善と信頼の回復を 衆議院議員きいたかし福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
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2022年1月31日 衆議院予算委員会
○城井委員
では、残りの時間で、各目明細書と統計不正について参ります。
まず、各目明細書です。
各目明細書というのは、国の予算関連書類にミスが続出した問題です。
一国会で、総務省、法務省、文部科学省、国土交通省の四省でミスがありました。
過去に例がないミスの続出です。
ここで打ち止めにしたいというふうに思います。
政府の皆さんにおかれては、お疲れだとは思うんですが、この数字一つ一つが国民の税金の使い道に関わるものですから、申し訳ないですけれども、細かいところも申し上げつつ、猛省を促したいというふうに思います。
各目明細書の誤りのあった省庁で最も項目数が多かった国土交通省の対応について、これは国土交通大臣に聞きたいと思います。
この項目一つ一つ、複数担当者による突合、いわゆる数字やデータの突き合わせ作業を行ったはずだったんですが、具体的に何をやったんでしょうか。
マニュアルはなかったのか。項目を見ますと、毎年計上されているものもございますし、数字を見比べてということだったら、ずれるはずがないんじゃないかというふうに思うんです。
それが一次資料と各目明細書であっても、積算内訳と予算書であっても、その突き合わせはずれるはずがないんじゃないかと思うんですが、大臣、何でずれたんでしょうか。
○斉藤国務大臣
国土交通省におきまして、令和四年度一般会計歳出予算各目明細書につきまして、その積算内訳に二項目の記載誤りが判明いたしました。
なぜ、ずれるはずがないのに、突き合わせ等を行って、作業して、ずれるはずがないのになぜずれたのかという御質問でございますが、今回、この突き合わせは二段階で行いました。
まず、各担当部局から、基になる国庫債務負担行為に係るデータを提出してもらい、それらをまとめた整理表を作成する。
次に、整理表を基に、積算内訳欄に数値等を転記する。
最後に、でき上がった各目明細書の積算内訳欄と整理表の突合を行うとともに、この内訳欄と予算書の突合を行うということで整合性を確認することとしております。
今回の誤りは、整理表の作成の段階において二項目で誤りが発生し、かつ、大臣官房会計課、各担当部局共に、整理表に基づき作成された積算内訳欄と予算書の突合が不十分であった、このことにより生じたものと考えております。
○城井委員
今回のことについての再発防止策として、複数者によるチェック体制の強化ですとか、あるいは、幹部職員から一般職員までの意識づけの強化などが挙げられています。
でも、こうしたことも含めて、ふだんから、総理、できていないとおかしい内容ですし、わざわざ言う話でもないというふうに思うわけですが、残念ながらの状況。
予算書や予算関連書類が整うのは国会審議の大前提だと考えます。
今後の改善と信頼回復へ、岸田総理の決意をお聞かせいただけますか。
○鈴木国務大臣
各省庁所管予算の各目明細書につきまして、今般、総務省、法務省、文部科学省、国土交通省の四省の所管予算の各目明細書の記載に誤りがあったところでありまして、大変な、遺憾なことでありまして、改めておわびを申し上げるところでございます。
今般の事案を受けまして、関係省庁と連携をして、誤りが発生した経緯ですとか、あるいは原因など、背景をよく確認、分析をいたしまして、それを踏まえて、今後同じような誤りが発生しないよう再発防止策を検討してまいりたい、そのように考えております。
○城井委員
この点、しっかり引き締めてお取り組みいただきたいということを改めて申し上げたいと思います。
衆議院議員きいたかし福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)