北九州空港の物流拠点機能の向上に関する質問主意書 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

令和三年十二月十六日提出

質問第二十七号

北九州空港の物流拠点機能の向上に関する質問主意書

衆議院議員 城井 崇


北九州空港における貨物機用エプロンは、大型貨物機専用エプロン(九〇番)及び隣接する大型機用エプロン(〇番)の二箇所であるが、令和二年五月より大韓航空による輸入貨物の取扱いが始まったことで、貨物取扱量が増大したため、荷捌き地が不足し、二機同時の荷役作業が困難となっている。

また、海上空港で船舶の接岸が可能な護岸を有することから、シー・アンド・エアによる貨物輸送を実施し、事業者からも高い評価を得ている。

そこで、北九州空港の物流拠点機能の向上に関して、以下質問する。

 

一 北九州空港の物流拠点機能を向上させるため、更なる貨物取扱量の増大に備えた貨物機の二機同時の荷役が可能となるような拡充整備など、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。

 

二 北九州空港の物流拠点機能を向上させるため、シー・アンド・エアによる貨物輸送の円滑な積替えを可能とし、定常的な積替え輸送が実施されるよう、貨物機用エプロンから物揚場までの直線的な輸送経路を確保するなど、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。

右質問する。

 

 

内閣衆質二〇七第二七号
令和三年十二月二十八日

内閣総理大臣 岸田 文雄

衆議院議長 細田 博之 殿

衆議院議員城井崇君提出北九州空港の物流拠点機能の向上に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

 

衆議院議員城井崇君提出北九州空港の物流拠点機能の向上に関する質問に対する答弁書

 

一について
 お尋ねの「更なる貨物取扱量の増大に備えた貨物機の二機同時の荷役が可能となるような拡充整備」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の北九州空港については、「貨物機の二機同時の荷役」が基本的に可能である。

 

二について
 お尋ねの「貨物機用エプロンから物揚場までの直線的な輸送経路」の確保については、政府としては、地元関係者の意見等を踏まえつつ、その効果等について十分に検証する必要があると考えている。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)