「わいせつ教員の免許再交付、教委に裁量権…新法が月内にも成立へ」との報道 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
5月21日、衆議院文部科学委員会はわいせつ教員への対策を強化する新法の法案について、委員長提案で衆院に提出することを全会一致で決めた、との報道がありました。
この件については、私達立憲民主党も提出者に加わったところです。
私を含めた立憲民主党では文部科学部会と子ども子育てプロジェクトチームが合同でわいせつ教員対策について議論を重ね、基本的な考え方に関する中間報告を取りまとめています。
子どもたちを性犯罪被害から守るために 立憲民主党の基本的考え方(中間報告)(立憲民主党ホームページ)
主なポイントは、
・子どもに関わるすべての職種を対象として対策
・過去に子どもに対するわいせつ行為をした者を、原則として二度と子どもに関わる職につかせない
・資格のある教員・保育士については欠格事由の厳格化と免許再交付の原則禁止
・資格のない子どもと接する職種(ベビーシッターや塾講師、スポーツ指導員など)について不適格者を「日本版DBS制度」で審査
・未然防止と被害者のための緊急対策
です。
これらに照らして、今回の法案はわいせつ教員対策にのみ絞られているため、対策としては一歩前進との認識ですが、今後残りの上記のポイントに対応することを迅速に行う検討条項を法律の附則に入れたこと、委員会決議で今後の取り組みを促すことにしたことをもって私達も法案に賛成しました。
今後残る対策の充実を迅速に行うよう、国会からの働きかけをさらに頑張って、性犯罪からすべての子どもたちを守れるように努力を続けます。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)