国土交通委員会でタクシー特措法を大臣に質した質疑の解説 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
3月17日の衆議院国土交通委員会一般質疑においての私の質疑の狙いをいくつか解説したいと思います。(動画も併せてごらんいただければ)
まず、タクシーの適正化・活性化に関する特措法の施行状況及び効果についての国会報告の内容を質した質疑です。
需要が減少する中でも、運転者の労働環境が一定程度改善する効果があったことを私からは一定の前進と評価しました。
一方で他業種と比較した場合に、日車営収や時間当たり賃金を参照しても必ずしも高い状況にはなく、例えば、タクシー運転者(男性)と全産業男性労働者の労働時間・賃金比較(令和元年)において、賃金の年間推計額で比較すると、タクシー運転者(男)は全産業男性労働者の64.2%に過ぎず、依然大きな賃金差があることを指摘しました。
実際に年金を受給しながら働く方が多く、タクシーの収入だけで暮らしていくことが厳しいという声は絶えない現場の声を伝え、待遇改善も含め、タクシー特措法の運用に当たり国からも一層の取り組みをするよう訴えました。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)