北九州港の洋上風力発電関連産業、さらに国の支援を充実すべき 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2021年2月25日(木)衆議院予算委員会第8分科会
○城井分科員
洋上風力発電関連産業を始めとしたエネルギー産業の総合拠点化に向けた支援についてお伺いをいたします。
これは、国土交通省やそして環境省、経済産業省など多くの省庁の協力をいただいておりますが、ここでは、国土交通省に関わる、具体的には、洋上風力発電の普及を支援する基地港湾に対する支援について伺います。
2020年9月2日、北九州市若松区の響灘東地区で整備をしている、洋上風車の積出し拠点機能等を担う基地港湾について、国土交通大臣から、港湾法に基づく初の海洋再生可能エネルギー発電施設等拠点港湾、いわゆる基地港湾に指定をされました。
昨年も国会質疑等での私からの要望も実現いただけたと思っています。
ありがとうございました。
引き続き、北九州市からは、基地港湾整備について事業進捗に合わせた整備予算の確保、後背地へ進出する風力発電関連企業の基地港湾の利用を可能とする柔軟な運用、低廉な基地港湾貸付料の設定、SEP船等、風車建設に係る作業船基地化への支援など、国への要望が示されています。
基地港湾指定から、あれから5か月余り。
地元要望を踏まえた基地港湾指定後の国の支援の進捗と今後の国の取組について、大臣から具体的にお答えいただけますか。
○赤羽国務大臣
北九州港における地元の御要望を踏まえまして、まず、基地港湾の整備予算の確保につきましては、令和2年の当初予算において事業費10億円、また、今般の3次補正予算におきまして事業費7億円を措置し、今のところ、令和5年度の事業完了を目指しております。
2つ目の基地港湾の運用につきましては、これは一昨年、港湾法を改正いたしましたので、発電事業者に最大30年間の長期貸付けが可能となっております。
また、3つ目が貸付料の設定でございますが、これは関係団体等からの意見を踏まえまして作成をさせていただきました賃貸借契約書案を、今、国交省のホームページにおいて公表させていただいております。
4点目の風車建設に係る作業船の係留場所の確保につきましては、港湾管理者である北九州市が関係者と調整中と承知をしております。
国交省といたしましては、港湾管理者である北九州市と連携をしながら、北九州港湾の基地港湾への整備促進にしっかりと応援していきたい、取り組んでまいりたいと思っております。
○城井分科員
ありがとうございます。
予算措置、そして貸付料等を含めての目配りということでお答えいただきました。
ありがとうございました。
引き続き、地元の声も細やかにお聞きいただきながら、一つ一つ、この洋上風力発電の普及に向けた拠点化ということでのお力添えを是非お願いしたいというふうに思います。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)