少人数学級と教員をめぐる現状、大学等のオンライン授業の現状 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

2月16日、立憲民主党会派の文部科学部会に出席、少人数学級の現状及び教員をめぐる状況、大学等のオンライン授業の現状を文部科学省から聞き取りしました。(資料抜粋は画像より)

 

まず、少人数学級や教員のあり方について、私から以下の意見を申し上げました。

 

きいたかし)

小学校での35人以下学級の実現は前進だが、中学校、高校でも35人以下学級にすべく取り組むべきだし新規財源なくとも実現可能なはずだ。文部科学省の考えは。

文部科学省)

つなげていきたい。今回国会で審議いただく35人以下学級の法案の附則に検討条項も入れている。

きいたかし)

必要な取り組みは多いが、教員養成の出口、教員採用の入口であり、研修機会の確保にもつながる「教員の処遇改善」が最優先で取り組むべき課題だ。働き方改革の徹底、教職調整額の引き上げなどで業務の適正評価を。

文部科学省)

おっしゃる通り。教員の働き方改革については教員の働き方改革法の審議時の付帯決議でも指摘があった。令和4年度に実態調査を行い処遇改善につなげていきたい。

 

 

 

 

 

文部科学省の説明にある令和4年度の実態調査の後の政策変更(教員の処遇改善策)では令和5年度以降の取り組みになってしまい、ここから数年は教員確保のきっかけをつくれないことになってしまいます。

教員の処遇改善を先行し、令和4年度の実態調査を踏まえ、さらなる改善を加えていくという政策順番にすべきと引き続き訴えたいと思います。

 

 

 

 

 

次に、大学等のオンライン授業の現状については、以下のようなやり取りになりました。

 

きいたかし)

教室入り口での消毒や教室内でのソーシャルディスタンスなど小中高で実施中の感染防止対策を施した上で授業を行うことを基本とすることがなぜ大学でできないのか。数万人が通学で動くことへの懸念と大学が言っているとのことだが、もし通学中の感染拡大リスクがあるなら通勤も止めねばならない。分散登校や授業自体の分散開催など方法はあるはずだ。

文部科学省)

できる限り対面授業で、と促している。授業後やサークル時など大学生はどうしても集まってしまい、感染拡大の懸念があるのでオンライン授業にせざるを得ない。

 

文部科学省の説明では、授業については感染防止対策徹底の上で工夫をしながら対面授業を実施できるのではないかと感じます。

一方、大学での授業以外の学生の行動まで大学がどこまで責任を負うべきなのか、整理が必要だと感じています。

 

 

 

引き続き現場の声を聴きながら検討を重ねます。

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)