コロナ禍にあえぐ我が国の経済を下支えし、科学技術立国の復活を遂げるために 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
2月3日、立憲民主党会派の経済産業部会に出席しました。来年度予算案の経済産業省部分を中心に聞き取りしました。
私からは、以下のことを訴えました。
ポスト5G情報通信システムの開発推進にあたっては、各国で開発が進む衛星コンステレーションを踏まえた対応を訴えました。直接の予算はないが、海外の開発動向を踏まえて対応するとの回答がありました。
再生可能エネルギーの主力電源化をうたっているが、送電網整備や豪雨・豪雪時のバックアップ電源の確保など電力会社の努力だけでは賄えない部分について国の取り組みが必要と考えるが対応いかがか、と質したところ、送電網についてはマスタープランで対応する、バックアップについては多様な電源確保に努める旨の回答がありました。豪雪時の廃止済み老朽火力の無理やりな復旧、経験が少ない相当数の高圧電源車の系統接続などでブラックアウトを何とか逃れた現場の窮状も改めて伝え、バックアップ電源の確保に十分な取り組みを行うよう促しました。
カーボンニュートラルの決め手となる技術の一つ、大気中のCO2回収技術の研究開発を国としてどう位置付けているかを質したところ、今年度予算のムーンショット計画の中で取り組んでいる旨回答がありました。私が確認したところ3つほどのプロジェクトが進んでいる模様です。
緊急事態宣言の延長に伴う、影響が大きく規模のある飲食業者や関係業者への支援・補償が不十分ではないか、との私の指摘には、時短協力は内閣府、追加対策で納入業者などにも一時金(法人最大60万円)、事業再構築補助金に特別枠を設け金額も引き上げる、との回答がありました。
国の支援の内容や金額が事業者の事業継続に必要な内容・金額と見合っているかを常に確認して細やかな対応をしていただきたいとお願いしました。
感染症対策のための機器の国内開発支援について、生産した感染防止機器等を安価な海外製品に負けずにどのようにさばいていくか出口の在り方について確認したところ、量の確保と価格下げを企業に要請している、消耗品の入れ替え需要なども踏まえながら備蓄での対応をしていく、との回答でした。
最後に、廃炉の着実な実施について、研究開発人材の確保に来年度予算ではいくらかける見込みかと尋ねたところ、後刻回答するとの答えでした。
ひとつひとつ現場の声を政府に伝えながら、コロナ禍にあえぐ我が国の経済を下支えし、科学技術立国の復活を遂げるべく努力を重ねます。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)