マイナンバーカード利用の入口、マイナポータルがほとんど使われていない実態 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

 

マイナンバーカードと小中学校の成績紐付けの検討着手の報道の事実確認をしながら、国民普及2割と言われるマイナンバーカード利用の入口となるマイナポータルの利用実態を政府に確認しています。

 

回答を見ていただくと、マイナンバーの対象である1億2,000万人の我が国人口に比して現時点でもほとんど使われていない実態がわかります。

マイナポータルへのログインユニークユーザー数も確認したいのですが、把握していないなどとふざけた回答が来ています。

合計アクセス数だけでは複数利用者の影響を踏まえた分析はできないのが自明です。

 

政府は、マイナポータルによるデジタル化を看板にしておきながら、最も基本的な数字であるログインユニークユーザー数を国民には隠すのはどうかと考えます。

政府が隠蔽することがないよう、再質問で確認します。

 

以下、現時点の政府からの回答です。

(以下回答引用)

以下、内閣官房番号制度推進室からのメールです。

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マイナポータルについてお尋ねいただいた項目につき、以下のとおり回答申し上げます。

(マイナポータルについて)
【質問】いくらかけたか、これまでの予算。
【回答】マイナポータルの開発・運用に要した費用としては、平成26年度から令和元年度までで約304億円となっております。

 

【質問】何人ログインして使われたか。ログイン数の推移。マイナンバー所持者の中での割合は。
【回答】別添のとおりマイナポータルに関する概要資料を送付いたしますので、よろしくご査収いただくようお願いします。
 なお、マイナポータルへのログイン件数に占めるユニークユーザー数については把握しておりません。

 

【質問】マイナンバーカードリーダーはマイナンバー所持者にどのくらい普及しているか。
【回答】所管である総務省に確認したところ、普及数等は把握していないとのことでした。
 追加のご質問等ございましたら、恐れ入りますが総務省までお問い合わせいただきますようお願いいたします。

 

【質問】マイナポータルに接続するためのスマホの特殊アプリはいくつダウンロードされ、どのくらいマイナポータルに接続しているか。
【回答】マイナポータルのアプリ(マイナポータルAP)のダウンロード数については、令和2年11月末時点で累計約370万件となります。
 また、マイナポータルAPからマイナポータルのログイン画面へ遷移した件数は、令和2年11月末時点で累計約565万件となります。
 なお、マイナポータルAPのダウンロードは、ログインや電子署名など、マイナンバーカードの電子証明書を利用するために必要となるものであり、ログインや電子署名などが不要な、マイナポータルにおけるサービス検索や一部のオンライン申請などのサービスは、マイナポータルAPをダウンロードしなくとも利用可能です。その指標として、マイナポータルAPを利用せずにスマホからマイナポータルのサービストップへアクセスした件数については、令和2年4月から11月までの合計で約496万件となっております。

(回答引用おわり)

衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)