マイナンバーカードと小中学校の成績の紐付け報道について、政府からの回答あり 衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
多くの懸念が指摘されているマイナンバーカードと小中学校の成績の紐付けに着手との報道。
政府に事実確認し、内閣官房と文部科学省から12月18日回答を得ました。
以下報告します。
回答を読む限り、内閣官房主導、文部科学省は受け身で消極的、一律導入は現時点では想定せず、という印象ですが、寄せられている多くの懸念が払拭されない今、マイナンバーカードと小中学校の成績の紐付けを導入すべきではありません。
【内閣官房からの回答】
以下、内閣官房からの回答です。
詳細については文科省にて検討中となります。
12月11日(金)に開催されたWGの資料の内、報告(案)の2.4(28ページ)に、「GIGAスクールにおけるマイナンバーカードの有効活用」に、学習者のIDとカードとの紐づけに係る記載があります。
(マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第6回))
https://www.kantei.go.jp/…/kaizen_wg/dai6/gijisidai.html――
GIGA スクールにおけるマイナンバーカードの有効活用
【現状】
GIGA スクール構想は、2019 年12 月に打ち出された、ICT の環境整備と活用により、新時代における効果的な学びを実現しようとする取り組みである。今般のコロナ禍を受け、その重要性がますます高まっている。
【取組方針】
学習者のID とマイナンバーカードとの紐付け等、転校時等の教育データの持ち運び等の方策を2022 年度までに検討~
――内閣府の制度担当としましては、当該報告にて状況は把握している、という程度になります。
既に文科省に詳細をお問合わせ中とのことですので、文科省より回答があるものと思います。
以上、よろしくお願いいたします。
【文部科学省からの回答】
以下、文部科学省による回答です。
①マイナンバー活用に関する報道について
先週 11 日(金)に「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ」が取りまとめた報告において、マイナンバーの利活用の促進方策の1つとして、「学習者のIDとマイナンバーカードとの紐付け等、 転校時等の教育データの持ち運び等の方策を 2022 年度までに検討し、2023 年度以降希望する家庭・学校における活用を実現できるように取り組む」ことが示されています。文部科学省としては、転学・進学時などの、教育に関する情報の引き継ぎなど にマイナンバーカードを活用することも方策の 1 つだと考えていますが、現在、 その活用方法や可能性についての検討している段階です。
この検討にあたっては、マイナンバーカードの取得状況も考慮し(※)、 あくまで希望する児童生徒・保護者・自治体が活用できる仕組みである必 要があると考えています。
(※)交付率は令和 2 年 12 月 1 日時点で 23.1%
衆議院議員 きいたかし 福岡10区(北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)