新型コロナウイルスの影響を受けた子どもの学びの保障 「入試日程の取り扱いについて」 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

2020年5月15日 衆議院文部科学委員会

 

(新型コロナウイルスの影響を受けた子どもの学びの保障 「入試日程の取り扱いについて」)

○城井委員

時間が限られてまいりましたので、一問飛ばさせていただいて、あと2つほどやりたいと思います。

今後の入試日程の取扱いについて大臣にお伺いいたします。

最も早く決めねばならないのが入試日程だと考えます。

特に、高校3年、中学3年の皆さんとその御家族から、学びのおくれの影響に不安を募らせている声がたくさん届いています。

高校入試は、13日に新型コロナの影響を考慮する通知を、通知で促したという報道がありました。

大臣、問題は大学入試です。

大学入学共通テストは予定どおり行えるんでしょうか。

新しい生活様式のもとで、そもそも50万人の共通テスト実施が可能でしょうか。

2020年度入試日程の後ろ倒しなども検討すべきではないか。

大臣、大学入試についての日程感、はっきりした方針を出していただけますか。

 

○萩生田国務大臣

大学入学の共通テストは、国公私立大学が入学者選抜に利用することのできる共通試験として大学入試センター試験にかわり実施するもので、来年の1月16日、17日を実施予定日としております。

御指摘の日程の後ろ倒しについては、先行きが不透明で不安を抱える受験生や高校生等に対し、余裕を持って進学準備ができる日程を明示することができるという利点がある一方で、日程をおくらせた時期にかえって感染が流行した場合、入学者選抜の機会が失われるおそれや、大幅に日程を後ろ倒しする場合、1月、2月の入試に向けて準備を進めている高校生や浪人生の理解が得られるのかといった課題もあると認識をしております。

このような点も含めて、一般入試も含めた大学入試の日程等の全体の対応については、臨時休業や感染の状況等に応じて、受験生第一の立場に立って、高校、大学関係者等と十分相談をしつつ、例年6月に定める大学入学者選抜実施要項等で周知してまいりたいと考えております。

同時に、どのような日程であっても、来年度入試は試験当日の衛生管理体制の構築が必要であると考えており、感染症対策の専門家の御意見も伺いながら、大学入試センターと緊密に連携し、しっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。

 

○城井委員

入試日程の後ろ倒しをしない場合もあり得ると思いますが、その場合には、共通テストなど、2020年度の入試の出題範囲の縮小や出題方法の工夫の検討などもぜひ、高校入試同様に検討いただきたいと思います。

この点は要望にとどめたいと思います。

(後略)

衆議院議員 きいたかし 福岡10区