令和2年を迎えて 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

 

 

 

明けましておめでとうございます。

衆議院議員のきいたかしです。

 

昨年も大変お世話になりました。

北九州市長選、北九州市議補選、福岡県知事選、福岡県議選、参院選と選挙続きの一年となり、本業やご家庭など忙しい中で頂いたたくさんのお力添えに感謝します。

また私自身も国会復帰から2年2ヶ月余り、おかげさまで多くの成果を上げることができました。

 


衆議院文部科学委員会理事としては、教育改革を中心に取り組みました。

大学入試改革において、私から経済的・地理的不公平など受験生にとっての大問題を指摘して「導入延期」を勝ち取った「大学入学共通テスト・英語民間試験問題」への取り組みは最大の成果です。

採点者の質や自己採点の困難さ、採点業者の利益相反の疑いなど受験生に問題山積の「大学入学共通テスト・記述式問題導入」についても私が議論を主導して与野党がそろって導入中止・延期を文部科学省に強く迫り、「導入見送り」を勝ち取ることができました。

 


ライフワークで取り組む「奨学金問題」については、高等教育における修学支援(低所得者世帯向けの授業料減額免除・給付型奨学金)が一部法制化される際に、無償化といいながら対象が一部に限られ、年収600万円以下の従来支援を受けられた世帯が従来通りの支援を受けられるように政府は配慮すべきという政策の堅持を衆議院本会議の代表質問で強く訴えました。

来年度予算案で制度が後退する内容になっており通常国会冒頭から改善を改めて求めていきます。

 

 

教員の働き方改革の議論では、業務時間が減らない教員がいる一方で休日のまとめ取りが進められると過労死が増加する恐れが高いことを具体的に指摘し、政府に改善を求めました。

引き続き注視します。

 

 

地元振興については、北九州空港の滑走路延伸を始め、北九州地域が逃し続けるビジネスチャンスをつかむための土台づくりへの支援を早急に行うべきと国土交通大臣に直接訴えました。

「野党が頑張れば与党もさぼれない」と心得て、地元の要望を国につなげる仕事もしっかり頑張ります。

 

こうした取り組みを積み重ねることができたのも国会復帰前の約5年間にわたり、一番苦しい時期に政治浪人中の活動を支えて下さった皆さんのおかげです。

改めて御礼申し上げます。

 

 

新しき年、令和2年はわが国の政治にとって大変大きな節目の年になるとの認識で頑張りたいと思います。

通常国会では、災害復興を含めた補正予算審議、来年度予算案の審議、年末からのIR疑獄問題、税金の私物化著しい桜を見る会問題、国会での議論もなく閣議決定した海上自衛隊の中東派遣問題など冒頭から大きな問題が山積みです。

ひとつひとつ取り組みます。

 

 

私自身は、国民とこの国を守る、との信念を貫き、「世界が振り返る教育・科学技術立国」「望めば学ぶチャンスがつかめる日本」「北九州を世界の先進モデルに」を目標にひたすら努力します。

もちろん延期・見送りとなった大学入試改革(英語民間試験導入、記述式試験導入)の見直しについても受験生のために公平で公正な仕組みとなるよう引き続きチェックと提案をしていきます。

 

 

長すぎる政権のよどみやゆがみが顕著になっており、解散総選挙も想定すべきと考えています。

野党の力合わせ、大きな塊に向けても政策の方向性を確認しながら力を尽くしていきたいと思います。

 

 

新しい年においても感謝と「人様のお役に立つ」との初心を胸に刻み、現場の声を国会へ届けます。

引き続きのご支援をお願い申し上げます。

 

令和2年元旦

衆議院議員 きい たかし 拝