「英検2020 1day S-CBT」 予約金3,000円が返金されても 問題は解決されないのでは?

大学入試共通テストの英語民間試験、英検の予約金の問題、文部科学省に直接質しました。本日9/18(水)、文部科学省から英検協会に更なる返金期間延長を要請したとのことです。
画像は文部科学省に渡した懸念事項のメモです。皆さんからいただいた意見を一部書き起こし、今週中に回答をお願いしました。

なお、英検の予約金、返金時に手数料を引くと英検の実施団体は言ってますが、文部科学省はこの手数料金額を未確認でした。これは国が行う共通テストであり、実施団体に丸投げはダメだ、文部科学省が責任持って公平性と公正性を確保してほしいと改めて私から要請しました。

 

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英検の予約金に関する懸念事項

衆議院議員 城井 崇

 

<予約金が返金されても問題が解決されないという意見>

・英検の予約開始日である本日(2019年9月18日)の現時点において、他の民間試験や大学側で試験内容や募集要項の詳細を明らかにしてないところが存在し、英検の予約金返金期間までにその詳細を示すか保証はない。今までも何度も期限を守らないという事態が発生しているため、信用できない。

・大学や他の民間試験の情報が出そろったとしても、本申込まで日程や会場がわからない上に先着順のため、希望の受験ができない可能性がある。また、部活の引退試合や学校行事等と重なり本申込の時点で受験を断念することが懸念される。よって実際に返金するとすれば本申込の前後までであり、予約直後に返金対応しても意味がない、という点がクリアされない。

・英検協会の会場確保等を理由に予約金を要求しているにもかかわらず、返金の際に手数料を取られる。

・学校では予約申込必須、日程確保が不安な場合は3,000円の保険料やむなしというニュアンスで案内を済ませてしまっているところがある。事前のお知らせが行き届いていない学校もある。試験に関する情報の未定、追加、変更が多すぎ、案内元の学校と保護者間の信頼関係が破綻していっている。

・仮に今から受験要項が出てきても、じっくり考える時間を確保することが不可能なので、返金可能な期間を設定するのなら、せめて、例えば「今年度いっぱいまで」など期間の幅を持たせるべきである。

・高2の秋に志望校決定は現実的に出来ない。予約申し込み締め切り直後に返金期間が設けられても今後の成績の伸びは予想できない。これから成績が伸びてC1レベルの検定を受けたいと思っても英検で予約していたら他を受験できない。(3000円が無駄になる。)

・返金手続きの詳細は発表されていないが、返金金額を手間・時間と天秤にかけ、費用対効果で請求手続きをしない人が多数となる恐れが大きい。(事務処理より勉学との受験生の事情によることをどのように考慮するか)

 

<予約金自体の問題>

・予約金は会場を押さえるために必要とのことだが、そもそも国主導のプロジェクトたる「共通テスト」なのに、異なる金銭的負担(返還不可の予約金)を受験生それぞれに求めることが適切か。会場を押さえるための資金は民間団体または国が負担するべきもので、それをどうするかは少なくとも試験が開始する2年前に解決するべき。

・「共通テスト」なのだから申し込み方法も「共通」にするべき。英検だけ予約金を取るのはおかしい。

・家計的に苦しく3000円の予約金が用意できない場合はこの時点で大学受験を断念することになる。(学資保険は高3になってから下りることが多い。それを当てにしている家庭も多い)

・たとえ1回目の成績がどれほど良くても、その成績を知る前に2回目の予約が必要なことはおかしい。また予約金がかかる。

・推薦入試に使えるA期間で受験できる保証がない。高3生は受験の終わる3月に返金しないと意味がない。

・学校推薦型入試を希望しているのにA期間の英検が受けられずB期間しか空きがないという可能性あり。そういった時は「本申込時でキャンセルしたい」と思う生徒も出る。高3生がキャンセルするのは来年の2月とか3月の可能性が現実的。「10/8~15にキャンセル受け付けます!」では、そういった生徒たちは救われない。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区