地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進に関する質問主意書 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)
平成三十年七月十八日提出
質問第四七六号
地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進に関する質問主意書
地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進に関する質問主意書
これまで、北九州市は、公害克服の経験から培ってきた市民力、ものづくりの技術を活かし、「低炭素社会づくり」を目指した「環境モデル都市」や、「環境」「社会」「経済」の三側面の課題解決を目指す「環境未来都市」をはじめとする取組みを行ってきた。
平成二十九年には、相手国のニーズに応じた環境保全等の「環境国際協力」や、官民のパートナーシップによる水ビジネス等の「環境国際ビジネス」、地域課題の解決等を目指した「自治会やESD(持続可能な開発のための教育)の取組」など、北九州市が将来のために独自に取り組んできた取組みが、世界共通の目標となった持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するという評価を受けて、政府の持続可能な開発目標(SDGs)推進本部が創設した「第一回ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞したところである。
また、平成三十年四月には、OECD(経済協力開発機構)が、持続可能な開発目標(SDGs)推進に向けた世界のモデル都市として、アジア地域で初めて、北九州市を選定した。
地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組を推進させるためには、市民や企業の参画を促進するための具体的な手法や、財政面をはじめ幅広い支援制度の構築が必要となる。
そこで、地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進について、以下質問する。
一 地方創生をさらに促進させるために、地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組を推進する地方公共団体に対して、政府は財政支援措置をはじめ、より一層の継続的な支援を講じるべきであると考える。政府の認識を明らかにされたい。
右質問する。
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平成三十年七月二十七日受領
答弁第四七六号
内閣衆質一九六第四七六号
平成三十年七月二十七日
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員城井崇君提出地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員城井崇君提出地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねについては、「まち・ひと・しごと創生基本方針二〇一八」(平成三十年六月十五日閣議決定)において、「地方公共団体によるSDGs達成のためのモデル事例の形成」等を推進することとしており、引き続き、地方公共団体における取組を支援してまいりたい。
衆議院議員 きいたかし 福岡10区