鯨類科学調査計画の実施および調査母船の建造に関する質問主意書 衆議院議員 きいたかし 福岡10区 (北九州市門司区・小倉北区・小倉南区)

平成三十年四月十九日提出
質問第二三八号

鯨類科学調査計画の実施および調査母船の建造に関する質問主意書

提出者  城井 崇

鯨類科学調査計画の実施および調査母船の建造に関する質問主意書

「商業捕鯨の実施等のための鯨類科学調査の実施に関する法律」の理念を具現化するための、鯨類科学調査計画の実施および調査母船の建造に関して、以下質問する。

一 商業捕鯨の再開に向けて、新南極海鯨類科学調査計画(NEWREP‐A)、新北西太平洋鯨類科学調査計画(NEWREP‐NP)を、計画の通り実施する必要があると考えるが、政府の認識を明らかにされたい。

 

二 平成三十年度予算に計上されている「鯨類捕獲調査円滑化等対策」に基づき、調査母船「日新丸」に代わる、新しい調査母船の建造が必要であると考えるが、政府の認識を明らかにされたい。

右質問する。

 


 

内閣衆質一九六第二三八号

平成三十年四月二十七日

 

内閣総理大臣

安倍 晋三

 

衆議院議長 大島理森 殿

 

衆議院議員城井崇君提出鯨類科学調査計画の実施および調査母船の建造に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


衆議院議員城井崇君提出鯨類科学調査計画の実施および調査母船の建造に関する質問に対する答弁書

 

一について

政府としては、お尋ねの「新南極海鯨類科学調査計画」に従って実施している南極海での調査及びお尋ねの「新北西太平洋鯨類科学調査計画」に従って実施している北西太平洋での調査(以下「鯨類科学調査」という。)をそれぞれ確実に実施することにより、鯨類の資源管理に不可欠な科学的情報を収集し、商業捕鯨の早期再開を実現したいと考えている。

 

二について

政府としては、平成三十年度予算に計上している捕鯨類調査円滑化等対策において、我が国として目指すべき商業捕鯨の姿を検討することとしており、その中で、鯨類科学調査に使用されている日新丸の今後の取扱いについても検討することとしている。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区