国民民主党参加にあたって

日頃からのご支援に感謝申し上げます。

この度国民民主党に参加することにいたしました。政権と政策の受け皿となる政党を中から磨き育てることで創るという当初からの目標を遂げるためです。安倍自民党政権に対峙対抗していく野党連携の要の政党とすべく努力したいと思います。以下、具体的に思いを述べます。

 

希望の党で活動した半年余り、そして新党の検討。ずっと考えてきました。

我々が創る政権と政策の受け皿たる党はどこへ向かうべきか。リベラルか、反動か。非現実的な平和主義か、穏健な現実主義か。私は、「リベラルの中の現実主義路線」(リアル・リベラル)を目指すことを明確にすべきと考えて、希望の党でも新党の議論でもこのことを訴えてきました。暮らしはリベラル、憲法・安全保障・エネルギーは現実的というスタンスで、穏健保守から中道、リベラル右派までを取り込むことができる、安心感ある国民政党を創るべきとの主張です。

国民がともに助けあって生きていく共生の社会、国民が家族のように助け合うリベラルの思想がその根底にあります。同時に、保守層の皆さんと分かち合う、内憂外患、共同の困難にみんなで立ち向かう決意も示しています。さらには、家族のような温もりのなかで人びとが連帯しあい、日々のくらしという現実に対して、明確な答えを示すというねらいも含意しています。安倍自民党政権についていけない良質な保守層の気持ちに応えることができ、左傾化・共産党接近の傾向が強まる立憲民主党についていくのをためらうリベラル層に対する選択肢を提示します。

一方、民主党へのアレルギーが無党派層にいまだ色濃く残っている現実をかんがみ、歴史も愛着もある「民主」の文字をあえて新党名に採用すべきでないとも主張しました。民主という言葉を党名に用いると、立憲民主党はもとより、自由民主党とも住み分けが難しくなり、両党の間に埋没することが危惧されます。また、立憲民主党が「民主党政権という成功体験」から鮮やかに脱却した一方、我々はその旧態依然たる「成功体験」にすがりつくような印象を国民に与えることにもなります。私は別名称を提案しましたが議論の結果、「国民民主党」との名称になりました。世間の厳しい見立てを十分踏まえた取り組みを今後も党内で促したいと思います。

私たちが創る新党と立憲民主党という二つの旗が立った現実を直視しながら、私はリアル・リベラルの旗手として、進むべき道を鮮明に示せるように与えていただいた立ち位置で微力を尽くします。皆様の引き続きのご支援をお願い申し上げます。
2018年5月9日

 

衆議院議員 きい たかし 拝