令和3年度大学入試(特に共通テスト)について「第1日程と第2日程の難易度の差異の影響は?」

 

 

7月22日衆議院文部科学委員会における萩生田大臣との質疑を受けて、令和3年度大学入試(特に共通テスト)の第1日程と第2日程の難易度の差異の影響、「共通テストをどの日程で受けたいか」を高校生対象に尋ねた文部科学省調査について、文部科学省に問い合わせました。

 

 

○7月22日衆議院文部科学委員会における、日程間の難易度の差異に関連する萩生田大臣の答弁「その論理でいくと追試そのものが不公平だということにもなりかねません」について

 

(きいたかし)

従来の追試は、本試験をやむを得ない事情で受けられなかった、そのままでは零点になってしまう受験生の救済として、十分に機能しており、ある程度の難易度の差があっても当事者はそれでも納得し、ありがたいと思う措置である。

これに対して、今回の2つの日程は、単純にどれを選ぶかによって有利・不利が生じるという不公平さがある、という点がまったく違う。

わざわざ学力と関係のない誤差を持ち込むものである。

大臣答弁にあるように「その論理でいくと追試そのものが不公平だということにもなりかね」ないのか、文部科学省の見解如何。

 

(文部科学省)

①について

大学入試センターのモニター調査において、令和2年度センター試験の本試と追試の平均点に差があるが、共通テストで同様の状況になることは不公平ではないかというご指摘があったことから、そのご指摘を前提にすれば、従来の本試験と追試験そのものが不公平になるのではないかという趣旨のご答弁をされたものと考えます。

 

 

○7月22日衆議院文部科学委員会における、日程間の難易度の差異に関連する萩生田大臣の答弁「同じ大学の同じ学部であってもAO入試や推薦で入る方もいらっしゃるわけです」について

 

(きいたかし)

AOや推薦は一定の枠を別にとって、それぞれの観点から優れた者を入学させて多様性を確保しようという意図がある。

これに対して、今回の2つの日程は、1つの受験枠の中で、それらの成績をそのまま比較して合否を決めるので、多様性とは何の関係もなく、上述の有利・不利による不公平さがもろに現れるものになってしまうのではないか。

この大臣答弁は「だから、第1日程で入る人、第2日程で入る人がいて、その間に難易度の違いがあっても、それはAO、推薦、一般入試で合格のしやすさが違うのと同じではないか」という論理だと推察するが、文部科学省の見解如何。

 

(文部科学省)

②について

各大学は、それぞれのアドミッション・ポリシーに基づき、そのポリシーに合致する学生を選抜するため、同一学部であっても、異なる日程で様々な入試区分で選抜しており、試験内容は異なるが、一定の合格基準を満たす者を選抜しているという実態があることを一般論として説明されているものと考えます。

 

○文部科学省が高校生を対象に「共通テストをどの日程で受けたいか」について尋ねた調査について

 

(きいたかし)

この調査の結果を明らかにされたい。

 

(文部科学省)

③について

令和2年7月豪雨の影響等で回答が得られていない高等学校等がありますが、7月30日時点の回答状況は、「どちらかといえば受験する」も含めて「第1日程を受験する」と回答した生徒数が約43万1千人、「どちらといえば受験する」も含めて「第2日程を受験する」と回答した生徒数が約3万2千人となっています。

 

 

 

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区