民進党結党・参加に寄せて
2016年3月28日
皆さんこんにちは。元衆議院議員のきいたかしです。日頃からの温かいご支援ありがとうございます。
さて、民主党、維新の党を中心にした野党結集の結果、2016年3月27日に新党「民進党」が結党しました。結党の理念は、「自由」「共生」「未来への責任」です。「公正・公平・透明なルールの下、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」「誰もが排除されることなくともに支え、支えられる共生社会」「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」の実現を目指します。
この理念に共感するとともに、過去の民主党政権の反省に十分に立ちながら再び政権の選択肢をこの日本に作るべく、私も「民進党」に参加します。
「民進党」を通じて私たちが頑張らなければならないことは多くあります。
一つめは、「幸せへのシナリオ」を国民に分かりやすく示すことです。
結党理念にある自由な社会、共生社会、次世代への責任を果たす社会といった私たちが目指す社会像を実現するためにこれまで以上に具体的な政策の提示を行っていかねばなりません。その政策で国民がどのように幸せになるかをわかりやすく示す必要があります。自民党政権の問題点をどのような具体策で正すのか。財源を含めて考え抜いて、提案・対案を競い合い、発信と活動をしていきたいと思います。
二つめは、プロとして政策と結果で勝負していける政党にしていくことです。政党のガバナンスの欠如、いわゆるバラバラ感が民主党の取り組みのまずかった点の一つでした。人の好き嫌いで政治をしない。決めたら一丸となって実行する。プロの政治家として実現する政策とそれに伴う結果で国民の期待に応えていきます。これまで国民の選択肢となれなかった反省をここでも生かさねばなりません。
三つめは目指す社会像が一致する政治勢力と力を合わせることです。これから夏の参議院選挙、次期衆議院選挙と国民の選択の機会がやってきます。過去2回の衆院選で現在の野党勢力が割れて自民党を利してきた結果を踏まえるならば、野党共闘は重要な作戦の一つとなります。目指す社会像が一致するならば、経済、安全保障、社会保障、雇用・労働、教育、地方分権などで共同歩調がとれる政策の旗が立つならば、野党共闘が成り立ち、政策提案・対案に基づく対抗軸を現在の自民党1強体制に対し打ち立てることができます。社会像の一致を前提にした野党共闘となるよう、私からも働きかけていきたいと思います。
道のりは険しいですが、安倍自民党政権の暴走を止めるため、政権交代可能な政治勢力として自らをバージョンアップしていくためのスタートとして、「民進党」を内側から磨き育て鍛えていきたいと思います。皆様からも応援とご指導を頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
元衆議院議員 きい たかし 拝