メッセージ 2012年12月3日

来たる戦いへの決意

2012年12月3日

きいたかしです。
日頃から厳しく、あたたかくご指導とご支援を頂きありがとうございます。

初めて衆議院候補予定者にしていただいた2002年から丸10年余りになります。ゼロからのスタートで国政への挑戦を始めた私に対してかげにひなたにと本当に多くの皆様から支えていただき、これまで頑張ることができています。重ねて感謝申し上げます。

少し長くなりますが、来たるときに向けての私の決意を述べさせていただきたいと思います。

私の初志は、「人様のために働く」ということ。苦労されている方に光をあてる。頑張って報われる。そんな日本にしたいとの思いから15年前に政治家を志しました。

教育や安全保障から始めた取り組みは、現在までに3つの目標に結実しています。

1 世界が振り返る教育・技術立国へ
2 税金を大切に使う日本に
3 北九州の元気を日本の元気に

1については、はからずも野田内閣の文部科学大臣政務官として393日間務めさせていただき、大学改革や授業料減免・奨学金の充実、いじめ対策、通学路安全、学校耐震化促進など様々な教育改革の種をまくことができました。また、科研費の基金化とその範囲拡大など、日本の研究開発環境の整備を前進させることもできました。

2については、事業仕分け人や衆議院予算委員会理事を務めるなど、税金の使いみちの「見える化」をできたことは一定の前進だと思っています。3年間で20兆円の政策財源の確保ができたものの、行政改革はまだまだ道半ば。引き続き努力を積み重ねなければなりません。

3については、地元北九州市と国とのパイプ役として、北橋健治北九州市長や地元地方議員と連携しながら、環境未来都市とグリーンアジア国際戦略総合特区のダブル指定を勝ち取り、グリーンエネルギー革命のトップランナーとしての取り組みを着実に進めてきました。その他にも地元経済の活性化に向けたインフラの整備や安全安心の確保などひとつひとつ実現を図ってきています。

これらの目標を掲げての取り組み成果の詳細については、下記のウェブリンクからご覧ください。
http://www.kiitaka.net/page/policy_seika.html (きいたかしのウェブサイトへのリンク)

3年3カ月の新しい政権の下での取り組みでは、高校の実質無償化や農業の戸別所得補償制度創設を始め、できたところも多くございますが、足踏みしたところ、できなかったところがあったのも事実であります。

景気の落ち込みによる税収減やねじれ国会による立法府機能の停滞、震災による政策・予算の優先順位の変更などもあった結果ではありますが、政策そのものの検討や検証が足りなかった部分もあったことは率直に反省すべきと考えています。

その上で未来を我々の手で切り開くため、政権交代で開いていただいた新しい政治への道を私は前へと進みたいと思います。

最近の日本の政治で一部野党が口にする言葉で気になる言葉があります。それは、「自助」です。自分で頑張れ、ということでしょうか。もちろん自分で頑張れる人はそのようにしてもらえればと思います。よくよく耳を澄ましてみると今言われているのは「行き過ぎた自助」ではないか、と思うのです。

3年3か月前に政権を変えるきっかけの一つは日本社会に広がった格差の是正だったと思います。この格差を放置して、自分で頑張れ、という。雨が降ったら傘を取り上げて軒先まで自分の力で走れ、というのは、私は政治の役割ではないと考えます。

雨が降って立ちすくむ人がいたら、傘をさしかける。
これが政治の役割です。

「行き過ぎた自助」への傾倒ではなく、「雨が降ったら傘をさしかける」政治本来の役割を果たすべく頑張りたいと思います。そして、政権交代で目指した日本社会の格差是正を何としてもやり遂げたいと思います。

古い政治に戻したい自民党の方と私たちの違いも明確になってきました。

まず、経済対策。古い政治に戻したい自民党の方々は、国土強靭化という名の下に積算根拠が示されていない公共事業200兆円というバラマキを行うとしています。もちろん必要な全国防災事業はあり緊急に取り組まねばなりませんが、いわゆる大型公共事業の景気底上げ効果は薄いというのは立証済みではないかと。さらにいえば、この200兆円の調達を念頭に置いていると思われる建設国債の日銀直接引き受けは、歯止めの利かないやり放題な財政の引き金となるもので日本の信用を壊す愚挙であります。

私たちはその10分の1の費用で「第2の山中教授」を生み出す健康・医療を中心としたライフイノベーション、自然再生エネルギー・スマートメーター・蓄電池等の技術革新を実現するグリーン・エネルギー革命、健康エコリフォームを進める住宅政策、農林水産業の6次産業化、中小企業支援、グローバル化や産学連携に応える人材育成などで新たな成長戦略を進め、若い世代の雇用を作るべきだと考えています。

旧来型の公共事業のばらまきか、「第2の山中教授」が導く新成長か。どちらが日本を元気にするか。答えは明らかだと思います。

次に、社会保障です。古い政治に戻したい自民党の方々は医療崩壊を招いた。3年半前には随分と報じられた問題でした。私たちは10年ぶりの診療報酬のプラス改定などによってこの3年で医療崩壊を食い止めました。さらに、社会保障と税の一体改革をやり遂げることで医療、介護、年金、子育て支援の充実とその財源確保をやり遂げたい。与野党の共通の土俵、国民会議をついに設置しましたので、この場で年金、医療、介護、子育て支援の共通政策を作り上げたい。消費税については苦渋の決断です。引き上げ前にはしっかりと景気回復を図って、国民の懐を温めることが具体的に必要です。名目3%、実質2%の経済成長をめどとした景気条項は厳格に運用されるべきです。間違っても景気に冷や水を浴びせることはできません。同時に、低所得者対策、価格転嫁対策などの引き上げの影響緩和も同時に図るべきです。

いろいろな立場の方がおられますが、私は、「次の選挙より次の世代」を第一にして前へと進みたいと思います。

3つめに、エネルギーです。私たちは政府も含め徹底的に議論して大きな方針を固めました。古い政治に戻したい自民党の方々は、「10年検討して結論出す」と言っています。これでは、何もしないのと同じです。

国民が脱原発依存の加速を求める現実、現実的なエネルギー確保を同時に図るべき現実と真正面から向き合って、あらゆる手立てを私たちは尽くすべきです。

事故後の原発の安全な廃炉、再稼働した原発の徹底的な安全管理など、「原発ゼロ社会」を安全に着実に実現するための技術・人材の維持強化も同時に図る必要があります。使用済み核燃料の減容化、減量化、無害化の研究開発、日本近海の海洋資源の調査開発なども同時に進めるべきです。

4つ目に、外交安保です。「国防軍」?強いことを言えばいいとの風潮は危ういと感じます。極論の先に平和があるでしょうか。私は冷静に現実的な外交安保を進める役割をぜひ担いたいと思います。

最後に、政治改革です。野田総理が解散を断行したことで、1票の格差是正を実現し、政治家自ら身を削る国会議員定数削減に道筋を開いた。国会議員歳費2割削減の法律も成立しました。党首討論で明らかになったように古い政治に戻したい自民党の方々には残念ながら政治家自ら身を削る覚悟が見えなかった。私は引き続き政治改革家として頑張りたいと思います。

ここまで述べたように、民主党政権3年3カ月には成果も反省もあります。私たちが取り組んでぶつかったもっとも大きな壁は、自民党政権時代の負の遺産でした。例えば、国の借金約1千兆円の8割以上は誰が政権運営をしてつくったものかという点にやはり立ち返らざるをえません。我が国固有の領土である竹島を不法占拠されたきっかけとなった李承晩ラインを一方的に引かれた時の政権はだれが担っていたのか。これらに限らず負の遺産をなくす戦いを私は政治家きいたかしとしてやり遂げたいと思います。

古い政治に戻そうとする政治家か、新たな道を前へ進む若手改革派か。時計の針を戻してはなりません。

政治家きいたかしとして何としても頑張り抜きたい。
政治活動を地元で始めて10年。政府で政務官も経験し、政治家としての力をつけてきました。当選2回にして教育改革、地元インフラ整備、カネミ油症救済法成立など一定の成果も挙げることができました。

地元生まれ、地元育ちの若手政治家、私きいたかし39歳。これからが働き盛り。10年後、20年後の未来に責任を持って頑張りたい。国民が求める「決める政治」「暮らしに寄り添う政治」をぜひ実現したいと思います。

選挙事情でウロウロせず、いつでも誰でもどこでも皆さんの心の叫びに「きいたかし」は耳を澄ます。そして働く、働く。

そんな覚悟と決意で戦います。今後とものご指導をよろしくお願い申し上げ、決意の言葉とさせていただきます。

きい たかし拝