衆議院文部科学委員会閉会中審査、学生支援緊急給付金について、JAPAN e-Portfolioについて、令和3年度大学入試(特に共通テスト)について

 

7月22日、衆議院文部科学委員会閉会中審査にて質疑に立ち、萩生田文部科学大臣に直接質しました。

 

学生支援緊急給付金については、私達が提案した「コロナ困窮学生支援法案」の内容の一部実現と対応の前進を評価する一方で、もともと支給基準が厳しすぎる中、申請のあきらめが相次ぎ、1次推薦があっても給付金が届いていない事例などを伝え、きめ細やかな支援を改めて要請しました。大臣答弁でも支給状況の把握が杜撰であることが明らかで状況把握など退学に至らないような支援の充実を要望しました。

 

JAPAN e-Portfolioについては、運営主体の運営体制に対する疑義を示し、国による運営許可の取り消しを主張しました。萩生田文部科学大臣からは運営資格を取り消す方向で協議しているとの答弁がありました。

 

令和3年度大学入試、特に共通テストについては、「異なるテストの相対評価で(同一募集枠の)合否を決めるのは不合理で不公平だ」と指摘しました。試験日程を一本化するとともに、コロナ禍の影響を受けた受験生に配慮し、試験日程を1か月程度後ろ倒しにすることを求めました。

 

またこれまで実績のあるセンター試験の本試験と追試験の過去データを使い、追試験で特定順位だった受験生が、同じ受験集団で本試験を受けた場合、大幅に順位が下がるケースがあることを指摘しました。(例えば、令和2年度の数学IAの試験では、追試験で100人中31番目の人が本試験では50番目に下がる、平成28年度の国語の試験では、追試験で100人中16番の人が本試験では50番に下がる、等の試算)「試験を別の日程で行った場合、2つの試験は全く同等ではないというふうに言わざる得ない」旨を大臣に申し上げました。

 

コロナ禍の影響を勘案し、日程をずらすという政府の発想は理解を示した上で「第1日程と第2日程は一本化して、2週間か1か月間ずらすのが『公平で合理的な入試』の方法だ」と、政府に共通テスト日程の一本化を強く訴えかけました。

 

 

大臣からは、「難易度がまったく同じものは作れない。突き詰めればその指摘はある。受験生の受験機会の確保を優先した」との趣旨の答弁でした。入試の公平性をないがしろにする開き直り答弁は看過できません。また大臣は複数日程の共通テスト実施に不公平があることを認識しながらそれを前提に受験生に受験機会の選択の責任を押し付ける答弁もあり、私から「日程を分けたままだと、受験生個人に日程選択の運不運や自己責任を押し付けてしまうことになる」との懸念も示しました。

 

大学入試についてはこのような仕組みの不具合が正されないことを少なくとも受験生はよく理解したうえで受験機会に臨む準備をしてもらわなければならないと考えます。

 

引き続き現場の声をいただきながら、政府に改善を訴えます。

 

衆議院議員 きいたかし 福岡10区